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08:26

【野村の朝解説】米国株市場はテクノロジー株主導で上昇(1/7)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り トランプ次期大統領は米国向けの輸入品に対する一律関税の対象範囲を、一部の重要品目に限るとの報道がありました。しかし、トランプ氏自身がその報道は間違いと否定したことで、改めて米国による輸入関税の引き上げが意識されました。また、FRBのクック理事は、インフレが根強いことから追加利下げを慎重に行うべきとの見方を示し、米国長期金利の上昇もあって、NYダウは反落となりました。また、米国防総省が中国のテンセントHDなど複数の企業を、中国人民解放軍に協力していると発表したことで、関連する企業のADR(米国預託証券)が大きく下落しました。一方、5日に公表された鴻海精密工業の2024年10-12月期の売上高とその後の業績見通しが良好だったことから、6日の米国株式市場では、ASML HDが前営業日比+7.58%、アプライドマテリアルズは同+4.36%、エヌビディアは同+3.43%など半導体関連を中心にテクノロジー株が上昇し、S&P500指数とナスダック総合指数は続伸となりました。 相場の注目点 米国ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー見本市「CES2025」が7日に一般公開されますが、それに先立つ6日18時20分(日本時間7日11時20分)に、エヌビディアのジェンスン・ファンCEOが基調講演を行います。同公演の内容によっては、日本の半導体関連銘柄の株価が影響を受ける可能性があります。他方、日本製鉄がバイデン大統領によるUSスチール買収禁止命令が出たことを受け、7日に日本製鉄は記者会見を開く予定です。 本日のイベント 7日に米国で発表される経済統計では、11月の貿易統計と12月のISMサービス業景気指数があります。   (野村證券 投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2025年1月7日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点

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