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16:25

【野村の夕解説】日経平均株価は453円安 5万円台は維持(12/11)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 11日の日経平均株価は上値の重い展開が続きました。9-10日の米国FOMCは無難に通過したものの、引け後に発表された米ソフトウエア大手のオラクルの決算内容や設備投資計画を受け、株価は時間外で一時前日比-11%超となりました。本日の日経平均株価は反発して寄り付いたものの、その後ハイテク株の一角が下落し、指数全体を押し下げる展開となりました。個別株では、値がさのAI関連株であるソフトバンクグループが下落し、投資家心理を悪化させました。同社はオラクルと共同で米国内にAI向けデータセンターを構築する「スターゲート計画」を進めており、オラクルの株価急落が嫌気されました。日経平均株価は後場に入ると一段安となったものの、節目の5万円を下回ると下げ渋り、大引けは前日比453円安の50,148円となりました。ソフトバンクグループの終値は前日比-7.69%となり、1銘柄で日経平均株価を287円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日は米国で9月貿易統計や週間新規失業保険申請件数(12月6日の週)が発表されます。そのほか、米国株式市場の取引時間終了後には、半導体大手ブロードコムが25年8-10月期決算を発表します。今後のAI向け半導体需要の動向を占う材料として注目されます。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点

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