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24分前

【オピニオン】AIビジネスを手掛ける大手企業の利益成長

※画像はイメージです。 2025年の株式市場は、前半はトランプ政権の関税政策に翻弄されましたが、後半はAI関連ビジネスに対する成長期待から、日米主要株価指数は上昇し、史上最高値をたびたび更新する展開となりました。2025年の日経平均株価は前年末比+26.2%、S&P500指数は同+16.4%となりました。 2026年を展望すると、米国トランプ政権は2025年に世界に対して関税を賦課し、支持率が低下する中で2026年は中間選挙を控えていることから、2025年同様の経済に厳しい政策を打ち出し続けることは難しいとみられます。 米国のインフレは緩やかに減速するとみられる中、雇用の伸びも鈍化しています。FRBは、早晩、追加利下げに向かう可能性があるでしょう。金利が緩やかながらも安定的に低下するならば、米国株価の下支えになるとみられます。 日本は利上げ局面にありますが、そのペースは緩やかです。日米で金利の方向感は逆向きにあり、為替市場は円高・米ドル安が進む可能性があります。しかし、2025年12月に成立した補正予算を含む大型の経済対策と、賃上げの効果が2026年に現れてくるとみられます。 一方、2026年もAI関連ビジネスの成長は、日米株式市場における最も関心の高いトピックの一つです。米国で時価総額の大きな大手企業のほとんどは、AI関連ビジネスに何かしら関与しています。 AIインフラのコアとなる半導体や、AIを実装したアプリケーションの提供、それらを稼働させるAIデータセンターの運営といった、さまざまなAI関連ビジネスを手掛ける企業は、2025年に企業業績も株価も堅調に推移しました。それは米国企業に限ったことではなく、日本企業にも当てはまります。 AI関連企業の株価上昇を、バブルとみる向きもあります。しかし、AIは私たちの身の回りに一過性で浸透したツールではありません。さまざまな分野の業務・生活支援で、既に手放すことが難しくなりつつあるコア・テクノロジーです。 米国S&P500指数構成企業の純利益のうち、ここ数年の利益成長はその他の多くの企業の合計値よりも高いものとなっています。また、株式市場は、この利益の拡大を一過性とみていません。当面、高い利益成長が続くとみています。 2026年も主要国の政治経済は、さまざまなリスク・イベントを経験するかもしれません。しかし、株価の基本は企業業績にあり、長期にわたり社会から求められるビジネスの成長は、短期的な変動に負けない強さを持っています。2026年の株式市場も、AI関連ビジネスの加速/減速の見極めが肝要とみられます。 S&P500指数と構成企業の純利益 (注)S&P500指数は日次で、直近値は2025年12月29日。純利益は四半期で、2025年10-12月期以降実績の無いものはLSEG集計の市場予想、市場予想の無いものは前年同期の市場予想。2015年から純利益の実績のある企業466社の純利益。大手9社は2025年12月4日時点で時価総額が1兆米ドルを超える9社。(出所)ブルームバーグ、LSEGより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点

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