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34分前

【今週のチャート分析】日経平均株価37,000円割れ後に反発も、振れ幅の大きな動き続く

※画像はイメージです。 ※2024年4月25日(木)引け後の情報に基づき作成しています。 足元の変動幅大きいが、テクニカル指標面に過熱感はない 日経平均株価は、4月19日に一時36,733円まで下落し、3月高値(ザラバベース:41,087円)からの下落幅は4,000円を超えました(図1)。これら大幅安を受けて、25日移動平均線からの乖離率は、マイナス6.26%(4月19日)となり、ロシアのウクライナ侵攻直後の2022年3月以来のマイナス乖離となりました。 その後は、これまでの急落の反動もあり、自律反発に転じ、24日には4営業日ぶりに38,000円台を回復しました。25日は再び大幅安となる等、振れ幅の大きな動きが続いていますが、各種テクニカル指標面に過熱感はなく、この先25日移動平均線(同:39,216円)に向けて戻りを試す展開が期待されます。一方、戻りが鈍く再度調整となった場合は、4月19日安値(36,733円)に向けて再度下値を固めにいく展開が想定されます(図1)。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成 中長期的に見て、値幅調整は十分 次に中長期的な動きを確認してみましょう。今年3月高値までの上昇率(2023年1月~+59%)は、前回の長期上昇局面(+85%)を下回っています(図2)。そのため長期上昇トレンド自体は継続中であると考えられ、今年3月高値形成後の調整は、一時的な調整である可能性が高いと考えられます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社データより野村證券投資情報部作成 前回の一時的な調整局面に当たる23年7月高値から10月安値にかけての下落率は9.6%(終値ベース)でしたが、今回の下落率は4月19日安値時点で9.3%(同)に達しており、値幅調整は概ね十分と言えます(図3)。一方、下落期間(日柄)の面では調整不足は否めません。この先しばらく戻りを抑えられる場面がありそうですが、先行きは再び史上最高値を視野に入れる上昇になると考えられます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社データ、各種資料より野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 岩本 竜太郎) 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点

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