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昨日 16:56

【野村の夕解説】日経平均415円高 米企業の好決算と円安が追い風(7/31)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 30日の米国市場で発表された大手テクノロジー企業の2025年4-6月期決算で、見通しを含めた好調な業績が示されるとともに、市場ではAI・データセンター向け投資拡大継続の見方が強まりました。また、米国で30日まで開かれていたFOMCの結果を受けて、FRBによる9月利下げ再開への期待が後退し、為替市場で一時1米ドル=149円台半ばまで、急速な円安米ドル高が進みました。これらを背景に、31日の日経平均株価は寄り付きから上昇、ソフトバンクグループやフジクラなどAI・データセンター関連銘柄がけん引役となったほか、朝方は下落していた値がさの半導体関連株が上昇に転じ、日経平均株価を押し上げました。12時頃、日銀が政策金利の据え置きを発表しました。併せて公表された展望レポートで、経済に関するリスクバランスは2025年度、2026年度ともに「下振れリスクの方が大きい」との表現を据え置きました。これを受けて10年国債利回りは前日比で低下しました。金利低下を追い風に日経平均株価は午後に入って更に上げ幅を広げ、終値は前日比415円高の41,069円となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国でFRBが重視する6月のコアPCEデフレーター(食品・エネルギーを除く個人消費支出物価指数)が発表されます。関税の影響を確認するうえで注目が集まります。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点

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