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【野村の夕解説】半導体関連株の急落で、日経平均株価は270円安(8/1)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 7月31日引け後、東京エレクトロンが2025年4-6月期決算発表で、顧客企業の投資減や投資計画の見直しなどを理由に半導体製造装置市場の見通しを下方修正しました。これを受けて、1日の日本株市場では同社を含む半導体関連株が大幅安となりました。日経平均株価は寄り付きから下落、一時前日比481円安の40,588円まで下げ幅を広げました。その後は1米ドル=150円90銭台まで円安が進んだことを支えに、下げ幅を徐々に縮小しました。米国では7月FOMCを受けて早期利下げ再開への期待が後退する一方、31日の日銀金融政策決定会合後、植田総裁は関税を巡る不確実性の高い状況が続くことから、利上げ再開を急がない姿勢を示しました。これらを受けて、日本時間31日引け後以降、急速に円安が進みました。日経平均株価は午後の取引開始直後に前日比70円安の40,999円まで回復したものの、円安進行の一服とともに引けにかけて再度下げ幅を広げ、終値は前日比270円安の40,799円となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国でFRBが重視する7月雇用統計が発表されます。前日までに発表された7月ADP全米雇用レポートや7月26日の週の週間新規失業保険申請件数では、米国労働市場の底堅さが示されましたが、同様の結果となるか注目されます。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点

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