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16:47

【野村の夕解説】日経平均株価は方向感に欠ける動き 前日比19円安(7/30)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 30日の日経平均株価は、29日の日本企業の一部決算内容を好感し、上昇して取引を開始しました。その後は米国のFOMC結果発表、米大手テクノロジー企業の決算発表を控えて投資家の様子見姿勢が強まり、前日終値を挟んで方向感のない展開となりました。結果として、本日の日経平均株価は前日比19円安の40,654円で引けました。業種別では、空運業が下落率首位となった一方で、29日に発表された米コーニングの決算でデータセンター向け光ファイバーなどの需要が好調だったことを受け、電線などを含む非鉄金属セクターの株価は大きく上昇しました。また、29日に発表された日本企業の決算で好材料が出た株式も選好され、幅広い業種が上昇し相場全体を下支えしました。個別では、データセンター向けの光ファイバーなどを手掛けるフジクラがコーニングの好決算を受け、業績拡大への期待が高まり、株価は前日比8.9%高となりました。また、売買代金も2,800億円の首位となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国においてFOMCの結果発表、パウエルFRB議長記者会見が予定されています。7月は利上げを見送るとみられるものの、今後の物価をどのように見通しているのか注目です。また、31日の昼前後に日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されているため、結果を受けた後の相場の動きに注意が必要です。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点

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