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17分前

【今週のチャート分析】米国株調整も、長期上昇トレンド内の一時的な押しとみる

※画像はイメージです。 ※2024年4月25日(木)引け後の情報に基づき作成しています。 米国株は、今年3月に高値をつけた後、調整局面に入りました。この調整は、米FRBが利下げを先送りする可能性があるとの観測が広まる中、地政学的リスクに対する懸念等が広がったためです。 しかし、中長期波動の観点からみれば、今回の調整は、長期上昇トレンド内の一時的な調整と考えることができます。NYダウの長期上昇局面は、2009年安値形成後に5回(図1:図中①~⑤)ありましたが、コロナショックで高値形成となった局面(同:④)を除けば、株価は安値から1.7~2.0倍となりました。 それに対して今回は、今年3月高値まで1.4倍の上昇に留まっています。過去と比較すると、今後も上昇の余地があると考えられます。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(注3)日柄は両端を含む。(出所)S&P ダウジョーンズ・インデックス社より野村證券投資情報部作成 ナスダック総合指数についても同様のことが言えます。コロナショックで高値をつけた局面を除けば、1.9~2.3倍(図2:図中①-⑤、④を除く)となっていましたが、今年3月高値は2022年12月安値から1.6倍の上昇に留まっています。 これら上昇倍率の観点からみれば、長期上昇トレンドは継続中だと考えられ、今年3月高値形成後の調整は一時的な調整であると考えられます。底入れ反発となった場合、まずは、下向きに転じた25日移動平均線(4月24日:NYダウ_38,769ドル、ナスダック総合指数_16,096pt)を上放れとなるかが注目点です。その場合、大底を形成し底入れとなった可能性が高まったと捉えられます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。。 (注3)日柄は両端を含む。(出所)ナスダックより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 岩本 竜太郎) 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点