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08:16

【野村の朝解説】米中貿易協議の来週開催を好感(7/23)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 22日の米国株式市場では、NYダウとS&P500が上昇した一方、ナスダック総合は7営業日ぶりに下落しました。S&P500は終値ベースで最高値を更新しました。米中貿易協議が7月28日、29日にスウェーデンで開催されると発表されたことが好感されました。米中双方の一時的な関税率引き下げの期限である8月12日を前に、3回目の交渉が行われることで貿易摩擦に対する不透明性の緩和が期待されます。業種別では、トランプ政権による薬価引き下げ圧力や関税による財価格の上昇懸念から年初来で下落していたヘルスケアや一般消費財などが上昇した一方で、情報技術やコミュニケーションサービスは下落しました。 相場の注目点 マグニフィセントセブン(M7)と呼ばれる大手テクノロジー企業の四半期決算発表が注目されています。本日23日(日本時間24日早朝)は、Google検索やYouTube、Google Cloudなどを手掛けるアルファベットと、EV大手テスラの発表が予定されています。アルファベットでは、検索やYouTubeなどの広告事業の状況、AI検索の普及による影響、クラウド事業の設備投資額見通しが注目されます。テスラについては、イーロン・マスクCEOのトランプ政権への関与や新政党立ち上げなどの政治活動が業績に与える影響についての決算説明会でのコメントが注目されます。なお、その他のM7では7月30日にマイクロソフトとメタ・プラットフォームズ、7月31日にアップルとアマゾン・ドットコム、8月27日にエヌビディアが決算発表を予定しています。 (野村證券 投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2025年7月23日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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