〇外国株
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07/31 10:17
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):SNS広告堅調・設備投資見通し引き上げ、株価は+11.60%(時間外取引)
決算概要:2025年4-6月期(2025.12期第2四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間7月30日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2025年4-6月期(2025.12期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を6.1%上回り、EPSは市場予想を20.7%上回りました。 会社の2025年7-9月期売上高見通しは市場予想を上回りました。 SNS広告堅調、通期設備投資見通し下限引き上げ 会社は、SNS広告と、その原動力となるSNSコミュニティの好調をコメントしました。SNS広告事業の広告表示数と広告単価の前年比での増加率は引き続き堅調でした。背景には再編したAI部門「スーパーインテリジェンス・ラボ」によるAIツールの実装などがあります。 会社は、2025年通期の設備投資額見通しの下限を引き上げました。背景にはデータセンター投資による業績への寄与の確度が高まったことがあると考えられます。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇、史上最高値を更新 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比0.68%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比11.60%高の775.88ドルと、史上最高値を更新して推移しています(NY時間19:30)。好調な実績と見通しから、主力のSNS事業の好調継続が確認されたためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年7月30日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年4-6月期(2025/6)。2025年7-9月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年7-9月期以降の予想は2025年7月29日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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07/31 09:55
【米国株決算速報】マイクロソフト(MSFT):AzureなどAI・クラウド事業好調、株価は+8.67%(時間外取引)
決算概要:2025年4-6月期(2025.6期第4四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間7月30日引け後に、「Office」や「ウインドウズ」、クラウドソフトの「Azure(アジュール)」などで知られるソフトウェア企業であるマイクロソフト(MSFT US)が2025年4-6月期(2025.6期第4四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.6%上回り、EPSは市場予想を8.3%上回りました。 AzureなどAI・クラウド事業好調 クラウド部門の売上高実績は前年同期比+25.6%となり、成長のドライバーとなっています。その主力製品であるAzureおよびクラウドサービスの前年同期比の売上高成長率は+39%(為替一定で+39%)と、2025年1-3月期(前期)の+33%(同+35%)から上昇しました。エヌビディアのAI用半導体などを念頭にしたAI演算容量の供給制約について会社は、2025年7-12月期は継続すると予想しています。 また、消費者向けおよび商用のMicrosoft 365およびクラウドサービス、クラウド、ダイナミクス(ERP・CRMサービス等)など多くの製品で売上高成長率が前期から上昇しました。会社は、AIアシスタントのCopilot(コパイロット)などの月間アクティブユーザー数が順調に増加していることを説明しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で史上最高値を更新、エヌビディアに次ぐ時価総額4兆ドル企業に マイクロソフトの株価は、前日比0.13%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比8.67%高の557.75ドルと、史上最高値を更新して推移しています(NY時間18:32)。実績・見通しからAI・クラウドの関連事業の好調が確認されたためと考えられます。 (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年7月30日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年4-6月期(2025/6)。2025年7-9月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年7-9月期以降の予想は2025年7月29日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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07/24 09:21
【米国株決算速報】テスラ(TSLA):トランプ税制(OBBB)はやや逆風、株価は-3.98%(時間外取引)
決算概要:2025年4-6月期(2025.12期第2四半期) EPS実績は市場予想を下回った 米国時間7月23日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2025年4-6月期(2025.12期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を1.1%下回り、EPSは市場予想を6.7%下回りました。 ロボタクシーや運転アシストが成長要因、トランプ税制はやや逆風 自動車売上高は車両価格の低下などにより市場予想をやや下回りました(販売台数は事前に公表済み)。監視付きFSD(運転アシスト機能)を含む自動車のサービス・その他部門は市場予想を上回りました。会社は、米テキサス州オースティンでの完全自動運転の「ロボタクシー」サービスの順調な開始を強調し、2025年末までに米国の人口の約半分が自動運転の配車サービスを利用できるようになるとコメントしました。また、米国外での監視付きFSDの普及により車両販売台数が増加するとの見通しを示しました。 一方で、トランプ政権による「一つの大きく美しい法(OBBB)」の制定を念頭に、低炭素排出車や住宅向けの太陽光発電・バッテリーへの補助金の減少が業績に逆風になるとコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 テスラの株価は、前日比0.14%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比3.98%安の319.31ドルで推移しています(NY時間18:34)。発表当初は時間外で小動きだったものの、決算説明会でのトランプ税制による逆風のコメントなどを受け、株価は下落したと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年7月23日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年4-6月期(2025/6)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年7-9月期以降の予想は2025年7月22日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券投資情報部 竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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05/29 08:58
【米国株決算速報】エヌビディア(NVDA):対中輸出規制の影響が明らかに・AI投資継続へ、株価は+4.56%(時間外取引)
決算概要:2025年2-4月期(2026.1期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間5月28日引け後に、グラフィックスや、AI、データセンター向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディア(NVDA US)が2025年2-4月期(2026.1期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を1.7%上回り、EPSは市場予想を2.8%上回りました。会社の2025年5-7月期売上高見通しは市場予想を下回りました。 対中輸出規制の影響が明らかに、AI設備投資は拡大継続 中国向け半導体製品「H20」について、米対中輸出規制を受けて、実績は45億ドルの費用を計上し、2025年5-7月期見通しは約80億ドルの売上高の減少を見込むと会社はコメントしました。 一方で会社は、推論モデルやAIアシスタントの利用拡大とそれらによるAIの高速化への需要拡大を背景に、大手クラウド事業者などからの需要が堅調だったとコメントし、AI関連事業が引き続き堅調なことを示唆しました。 売上高とEPSの推移 株価推移 (6ヶ月日足) 株価は時間外取引で上昇 エヌビディアの株価は、前日比0.51%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比4.56%高の140.96ドルで推移しています(NY時間18:03)。「H20」に関する不透明性低下や、AI関連ビジネスの堅調継続が確認されたことに反応していると考えられます。今後は、米国とサウジアラビアでの大規模AIデータセンタープロジェクト「スターゲート」の進捗が注目されます。 (注1)EPSは非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。中国向け半導体製品「H20」の対中輸出規制に関連し、EPS実績は45億ドルの費用の影響を除く。2025年5-7月期見通しは「H20」の約80億ドルの売上高の減少を含む。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年5月28日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年2-4月期(2025/4)。2025年5-7月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年5-7月期以降の予想は2025年5月27日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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05/02 09:16
【米国株決算】アップル(AAPL):トランプ関税で費用増も株主還元強化、株価は-3.90%(時間外取引)
決算概要:2025年1-3月期(2025.9期第2四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間5月1日引け後に、モバイル端末の製造販売とAI・クラウドサービス事業を行うアップル(AAPL US)が2025年1-3月期(2025.9期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.7%上回り、EPSは市場予想を1.4%上回りました。会社の2025年4-6月期売上高見通しは市場予想と一致しました。 トランプ関税による駆け込み需要はみられず費用増加も、株主還元を強化 会社は、2025年1-3月期にはトランプ関税発動による当社製品の値上げを見越した駆け込み需要は見られなかったと説明しました。会社は、米国向けのiPhoneの半分以上をインドでの製造に切り替え、Mac、iPad、AirPods、Apple Watchも大半をベトナムで製造するとコメントしました。 会社は、関税とその対応により2025年4-6月期の費用が9億ドル増加するとの見通しを示しました。一方で、増配と1,000億ドルの追加の自社株買いを発表し株主還元を強化しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 アップルの株価は、前日比0.39%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比3.90%安の205.00ドルで推移しています(NY時間18:16)。トランプ関税による値上げ前の駆け込み需要が一部の投資家の高い期待値に届かなかったことや、費用の増加見通しに反応していると考えられます。 今後については、2025年6月9〜13日に開催される開発者向けのイベント「WWDC25」での新製品の発表や経営陣からのコメントが注目されます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年5月1日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年1-3月期(2025/3)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年4-6月期以降の予想は2025年4月30日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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05/01 10:19
【米国株決算速報】マイクロソフト(MSFT):アジュール成長・関税発動後も需要堅調、株価は+7.79%(時間外取引)
決算概要:2025年1-3月期(2025.6期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月30日引け後に、「Office」や「ウインドウズ」、クラウドソフトの「Azure(アジュール)」などで知られるソフトウェア企業であるマイクロソフト(MSFT US)が2025年1-3月期(2025.6期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を2.4%上回り、EPSは市場予想を7.4%上回りました。 会社の25年4-6月期売上高見通しは、3部門合計では市場予想を上回りました。 アジュール成長順調、関税発動後も需要は堅調 クラウド部門の成長をけん引する「アジュール・その他クラウドサービス」について、為替の影響を除く前年同期比の売上高成長率は、実績はAI以外への需要拡大により+35%と、前四半期の+31%から上昇しました。25年4-6月期について会社は、同+34%~+35%と高い成長率が継続するとの見通しを示しました。26年6月期通期の設備投資額は、今年度より増加率は低下するものの増加するとの見通しを示しました。 トランプ関税発動後の4月の状況について会社は、順調な需要が継続しており、見通しはこれを反映しているとコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 マイクロソフトの株価は、前日比0.31%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比7.79%高の426.04ドルで推移しています(NY時間18:50)。市場予想を上回る実績や見通しを市場が好感したためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年4月30日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年1-3月期(2025/3)。2025年4-6月期の売上高の白丸は会社の部門別見通し中間値の合計。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年4-6月期以降の予想は2025年4月29日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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05/01 09:01
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):関税懸念一服・設備投資額見通しを引き上げ、株価は+4.74%(時間外取引)
決算概要:2025年1-3月期(2025.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月30日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2025年1-3月期(2025.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を2.2%上回り、EPSは市場予想を21.9%上回りました。 トランプ政策への懸念は一服、設備投資額見通しを引き上げ 会社の2025年4-6月期売上高見通しは市場予想とほぼ一致しました。会社は、トランプ関税発動後にあたる4月の概ね順調なトレンドを反映した、とコメントしました。 会社は、2025年12月期通期の設備投資額見通しを引き上げました。データセンター機能のオンラインでの利用速度の向上などで主力の広告事業を強化する計画です。また、通期の総費用見通しを引き下げました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比0.98%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比4.74%高の575.00ドルで推移しています(NY時間18:05)。堅調な売上高見通しにより、中国の通販業者へのデミニミスルール(少額貨物についての関税の非課税措置)運用停止などによる広告収入に対する悪影響への懸念が和らぐとともに、設備投資額見通しの上方修正により広告へのAI活用を含む当社のビジネスの堅調さが確認されたためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年4月30日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年1-3月期(2025/3)。2025年4-6月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年4-6月期以降の予想は2025年4月29日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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04/23 09:07
【米国株決算速報】テスラ(TSLA):新型車の計画を維持・CEOは経営にコミット、株価は+5.03%(時間外取引)
決算概要:2025年1-3月期(2025.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を下回った 米国時間4月22日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2025年1-3月期(2025.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を8.8%下回り、EPSは市場予想を31.9%下回りました。 新型車の量産計画を維持、イーロン・マスクCEOは経営にコミットへ 自動車部門の売上高は前年同期比で約2割減少しました。会社は、2024年に世界で最も売れたモデルであるModel Yの生産ラインの切り替えや、販売奨励金(インセンティブ)の増加が要因と説明しました。 新型車については、低価格モデルを2025年前半に、自動運転タクシー「サイバーキャブ」を2026年に量産を開始するとの計画を維持しました 決算説明会でイーロン・マスクCEOは、トランプ政権の政府効率化省(DOGE)での職務を今後週1~2回に減らすとコメントし、テスラの経営にコミットすると示唆しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 テスラの株価は、前日比4.60%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比5.03%高の249.94ドルで推移しています(NY時間18:40)。マスクCEOによるトランプ政権での職員解雇や人道支援予算削減への抗議が、製品の不買運動につながったとみられることから、CEOが経営に再び注力することで、ブランドや業績の回復が期待されると市場が受け止めたためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年4月22日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年1-3月期(2025/3)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年4-6月期以降の予想は2025年4月21日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券投資情報部 竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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02/27 09:52
【米国株決算速報】エヌビディア(NVDA):「驚異的」な需要を背景に見通し強気、株価は+0.05%(時間外取引)
決算概要:2024年11月-2025年1月期(2025.1期第4四半期) 売上高・EPS実績、売上高会社見通しは市場予想を上回った 米国時間2月26日引け後に、グラフィックスや、AI、データセンター向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディア(NVDA US)が2024年11月-2025年1月期(2025.1期第4四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.4%上回り、EPSは市場予想を5.5%上回りました。 会社の2025年2-4月期売上高見通しは市場予想を上回りました。 ブラックウェルへの需要は驚異的、粗利率は改善へ ジェンスン・フアンCEOは、(新型AI用半導体製品の)ブラックウェルの需要は「驚異的」である、とコメントしました。よりスマートなAIに対するニーズの高まりに対し、より高い計算能力が必要であるためと説明しています。会社は2024年11月-2025年1月期にブラックウェルを数十億ドル分出荷しました。今後の増産が市場予想を上回る売上高見通しに反映されたと考えられます。粗利率見通しは市場予想を下回りましたが、会社はブラックウェルの増産とともに粗利率は70%台半ばまで回復する、と説明しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引でほぼ変わらず エヌビディアの株価は、前日比3.67%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比0.05%高の131.35ドルで推移しています(NY時間18:00)。安価なAIシステムであるディープシークショックの登場による当社製品への需要減少への懸念が和らいだためと考えられます。今後については、2025年3月17~21日開催のAIカンファレンス「GTC 2025」が注目されます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年2月26日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年11月-2025年1月期(2025/1)。2025年2-4月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年2-4月期以降の予想は2025年2月25日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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