決算、騰落、スケジュール
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08/01 14:30
【決算速報】トヨタ自動車、1Qの営業利益が日本企業初の1兆円台に
トヨタ自動車 (7203) / 2024年3月期 第1四半期 2023年4-6月期の営業利益は1兆1,209億円で前年同期比93.7%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の9,403億円を大きく上回る水準でした。四半期の営業利益が1兆円の大台に乗るのは、日本企業として初めてとなります。当期の連結販売台数は前年同期と比較して15.5%増加し、232万6千台を達成しました。すべての地域で販売が伸びています。電動車の販売も特にハイブリッド自動車を中心に順調に増え、全販売台数の34.2%を占めるようになりました。販売台数の増加や製品構成の改善、主に海外での価格改定、そして為替変動などが増益要因となりました。 会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを3兆円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の3兆5,755億円を下回る水準でした。長い間続いていた半導体の供給不足も改善しており、これからもカーボンニュートラルへの努力と収益構造の改善を両立させていくとのことです。 2024年3月期の年間1株当たり配当予想は引き続き開示されませんでした。 (注)本日取引時間中に決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成 ※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。 ご投資にあたっての注意点
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07/31 16:03
【決算速報】JTが通期見通しを上方修正、たばこ事業の販売好調
日本たばこ産業 (2914) / 2023年12月期 第2四半期 2023年1-6月期の営業利益は4,136億円で前年同期比8.0%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の4,031億円をやや上回る水準でした。また、調整後営業利益は4,428億円となりました。たばこ事業と医薬品事業の成長に加えて、円安に伴うたばこ事業でのポジティブな為替影響により、増収増益となりました。しかし、4-6月期においては一部の通貨が円高に動いたため、為替影響はネガティブに転じています。 会社は、2023年12月期通期の営業利益見通しを6,120億円から6,330億円に上方修正しました。QUICKコンセンサス予想の6,256億円を上回る水準でした。また、調整後営業利益見通しは、6,670億円から6,830億円に上方修正されました。たばこ事業では、総販売数量の上方修正や上半期の価格設定の効果などが反映されたほか、多くの通貨について、前提レートが円安方向に見直されました。また、医薬品事業と加工食品事業でも売上収益が上方修正されました。 2023年12月期の年間1株当たり配当予想は188円と従来予想から据え置かれました。 (注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成 ※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。 ご投資にあたっての注意点
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07/31 10:51
【米国株決算速報】プロクター・アンド・ギャンブル(PG):販売数量減を値上げが補う、株価は+2.83%
決算概要 EPSは市場予想を上回った 米国時間7月28日寄り前に、ブランド化された消費財を製造・販売するプロクター・アンド・ギャンブル(PG US)が2023年4-6月期(2023.6期第4四半期)決算を発表しました。 売上高は市場予想を2.9%上回り、EPSは市場予想を3.6%上回りました。 2024年6月期通期の売上高について会社は前年度比+3~+4%(為替の悪影響1%を含む)との見通しを示し、中間値は市場予想(851.63億ドル)を0.3%下回りました。 販売数量減を値上げが補う 2023年4-6月期の会社全体の販売数量は1%減でしたが、販売価格が7%増と値上げが売上高増に繋がりました。部門別で最も伸びたのは、コロナ禍のロックダウンの影響を受けて落ち込んでいた高級化粧品「SK-II」などを手掛けるビューティー部門で、売上高は前年同期比8%増となりました。 売上高とEPSの推移 株価は上昇(騰落と理由) プロクター・アンド・ギャンブルの株価は、前日比2.83%高で引けました。インフレによる財消費の逆風にもかかわらず、全製品部門で売上高が市場予想を上回るなど、安定した業績を示したためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。売上高見通しは、為替の悪影響1%を含む。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年7月28日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年4-6月期(2023/6)。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年7-9月期以降の予想は2023年7月27日時点。(注4)各部門の主な製品は、ファブリック・ホームケアは洗濯用洗剤等、ベビー・フェミニン・ホームケアは紙おむつ・生理用品等、ビューティーはシャンプー・トリートメント・スキンケア製品等、ヘルスケアは歯磨き粉・咳止め・妊娠検査薬等、グルーミングは髭剃り等。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・岩崎 晴弥) 【米国株決算速報】プロクター・アンド・ギャンブル(PG):米国・中国消費堅調、株価は+3.46% 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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07/31 09:03
【米国株決算速報】シェブロン(CVX):前年比では原油安により減収減益も株主還元を強化、株価は-0.49%
決算概要 EPS実績は市場予想を上回った 米国時間7月28日寄り前に、石油メジャーの一角で、総合エネルギー・化学品事業を行うシェブロン(CVX US)が2023年4-6月期(2023.12期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を4.2%上回り、EPSは市場予想を3.6%上回りました。当社は7月23日にCEOの定年退職を含めたマネジメントの変更に合わせて暫定決算を発表していました。 株主還元を強化 会社は、パーミアン盆地(テキサス州からニューメキシコ州にかけてのシェールオイル・ガス田)での生産量が拡大していることや、コロラド州などでシェールオイル・ガスの調査・開発を行うPDCエナジーの買収などの米国での投資拡大計画が株主価値向上につながるとコメントしました。また、配当・自社株買いを合わせた株主還元の金額が72億ドルと、4-6月四半期として過去最高になったことを強調しました。 新CFOが脱炭素化事業出身であることについて会社は、大きな方針転換はなく、財政支援などを活用して、再生可能ディーゼル燃料や低炭素水素の生産を拡大させる方針を示しました。 売上高とEPSの推移 株価は暫定決算発表時に上昇 シェブロンの株価は28日、前日比0.49%安で引けました。但し、株価は暫定決算発表の翌営業日の24日に前日比1.97%上昇しました。市場予想を上回る売上高やEPS実績に反応したと考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年7月28日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年4-6月期(2023/6)。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年7-9月期以降の予想は2023年7月21日時点。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】シェブロン(CVX):売上高・EPSは市場予想を上振れ、増配発表 株価は+0.98% 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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07/29 07:00
【来週の予定】月末月初の指標ラッシュ!注目は米雇用統計や日本の鉱工業生産
来週の注目点:米国は利上げサイクル終了となるか、米経済指標に注目 前週のFOMC(米連邦公開市場委員会)は、FF金利誘導目標を市場予想通り0.25%ポイント引き上げました。パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長は追加利上げはデータ次第とする姿勢を維持し、決定には幅広いデータを考慮するとしながらも、特にインフレの動向を重視することを強調しました。今会合が利上げサイクルの終了となるか、今後の経済指標に改めて注目が集まります。米国では、31日(月)に7月シカゴ購買部協会PMI、8月1日(火)に7月ISM製造業景気指数、2日(水)に7月ADP全米雇用レポート、3日(木)に7月ISMサービス業景気指数、4日(金)に7月雇用統計と重要統計の発表が続きます。 日本では、31日(月)に6月鉱工業生産が発表されます。5月は自動車の挽回生産の一服と半導体など部材不足により前月比で4ヶ月ぶりに低下しました。半導体不足は緩和傾向である一方、製造業の景況感は悪化しつつあり、この調整が続くか、注目されます。 ユーロ圏では、31日(月)に4-6月期実質GDP速報値、7月消費者物価指数(HICP)、8月4日(金)にドイツの6月製造業受注が発表されます。野村證券では、ユーロ圏4-6月期実質GDP成長率を前期比±0.0%と予想します。ユーロ圏の景気後退は短期間で終わり、最悪期はすでに過ぎたと見ています。一方、ドイツでは財の需要低迷を受けて生産や景況感が落ち込んでおり、悪影響が見込まれます。 中国では、31日(月)に7月政府版PMI、8月1日(火)に7月財新版・製造業PMI、3日(木)に7月財新版・サービス業PMIが発表されます。不動産市況の悪化や世界的な財需要の落ち込みが製造業の景況感を下押しする一方、サービス消費は足元の夏季休暇シーズンにおいても好調を維持しており、非製造業の景況感は底堅く推移すると見られます。 (野村證券投資情報部 坪川 一浩) (注)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2023年7月28日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら 業種分類、Nomura21 Globalについて ご投資にあたっての注意点
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07/28 20:00
【最新ランキング】日本株、今週の値上がり/値下がり銘柄は? (7月第4週)
日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2023年7月第4週(2023年7月21日~7月27日) 2023年7月月間(2023年6月30日~7月27日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年7月27日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年7月27日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2023年7月第4週(2023年7月21日~7月27日) 2023年7月月間(2023年6月30日~7月27日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年7月27日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年7月27日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX:東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2023年7月28日前引け時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ※画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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07/28 15:51
【決算速報】ANA、1Qは営業黒字に転換 市場予想も大きく上回る
ANAホールディングス (9202) / 2024年3月期 第1四半期 2023年4-6月期の営業利益は438億円で前年同期から黒字転換となりました。QUICKコンセンサス予想の290億円を大きく上回る水準でした。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことを受け、国内線、国際線、そして格安航空会社(LCC)の旅客需要が好調に推移し、売上高は前年同期に比べて大幅に増加しました。費用面では、運航規模の拡大に伴い、特に変動費が増加しました。しかし、徹底したコストマネジメントの結果、前年同期と比較して損益は大幅に改善され、営業黒字に転換しました。 会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを1,400億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の1,519億円を下回る水準でした。 2024年3月期の配当予想は発表されませんでした。 (注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成 ※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。 ご投資にあたっての注意点
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07/27 16:01
【決算速報】武田薬品工業、会社は力強い年度のスタートと評価
武田薬品工業 (4502) / 2024年3月期 第1四半期 2023年4-6月期の営業利益は1,686億円で前年同期比12.0%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の1,251億円を大きく上回る水準でした。為替相場が円安に推移したことに加えて、オンコロジー(がん)を除く主要ビジネスエリアが好調であったため、増収増益となりました。なお、売上収益全体の40%を占める「成長製品・新製品」は、恒常為替レートベースで前年同期比+16.2%の増収となりました。会社はこれを力強い年度のスタートと評価しています。 会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを3,490億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の3,926億円を下回る水準でした。 2024年3月期の年間1株当たり配当予想は188円と従来予想から据え置かれました。 (注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成 ※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。 ご投資にあたっての注意点
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07/27 09:22
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):ユーザー数の純増・広告主のアクティビティは堅調、株価は+7.41%(時間外取引)
決算概要 売上高・EPS実績、売上高見通しは市場予想を上回った 米国時間7月26日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2023年4-6月期(2023.12期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を2.8%上回り、EPSは市場予想を2.2%上回りました。また、会社の2023年7-9月期売上高見通しは市場予想を6.2%上回りました。 ユーザー数の純増・広告主のアクティビティは堅調 フェイスブックの日次アクティブユーザー数(DAU)は、全地域と、そのうち収益面で重要な米国・カナダともに、前年同期や前四半期から増加しました。SNS広告数は前年同期比で34%増加し、広告主のアクティビティが堅調であることを示しました(1-3月期は同26%増加)。 会社は、生成AI関連の広告主・AI広告エージェント・社内効率化のカテゴリーで新製品を準備しているとコメントしました。一方で、データセンター向けAI関連製品の納入が遅れていることをコメントし、AI関連の設備投資競争が激しくなっていることを示唆しました。 売上高とEPSの推移 株価は上昇 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比1.39%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比7.41%高の320.70ドルで推移しています(NY時間18:15)。SNS広告業界の堅調が確認されたことや、市場予想を上回る売上高見通しが好感されたためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年7月26日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年4-6月期(2023/6)。2023年7-9月期の白丸は会社見通し中間値。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年7-9月期以降の予想は2023年7月25日時点。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):2023年4-6月期の売上高見通し上振れ、株価は+11.63% 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点