決算、騰落、スケジュール
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09/02 07:00
【来週の予定】9月FOMCに向けて米経済指標に引き続き注目が集まる
来週の注目点:FOMCに向けて地区連銀総裁発言や経済指標に注目 ジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の発言が懸念したほどタカ派的(利上げに積極的)ではなかったとの見方や、足元の弱い経済指標を受けてFRBが政策金利を当面据え置くとの期待が高まり、前週の米国株は堅調に推移しました。 次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)は9月19日-20日に開催されます。パウエル議長は政策決定は経済データ次第という姿勢を維持しており、今後の金融政策を占う上で米経済指標に引き続き注目が集まります。9月6日(水)に地区連銀経済報告(ベージュブック)、8月ISMサービス業景気指数が発表されます。また、6日(水)や7日(木)には地区連銀総裁の講演が複数予定されています。経済指標に加え、地区連銀総裁の発言に市場が注目する展開が見込まれます。 中国では、9月5日(火)に8月財新版・サービス業PMI、7日(木)に8月貿易統計が発表されます。コロナ禍後の旅行関連の繰延需要がサービス消費を下支えすると考えられます。一方、国内外の財需要の落ち込みから輸出入がさらに落ち込むリスクには注意が必要です。 日本では、9月8日(金)に8月景気ウォッチャー調査が発表されます。7月は猛暑により夏物商品の売れ行きが好調だったことが小売りの景況感改善につながりました。8月については、新型コロナの5類への移行に伴うイベント等の開催が人出の増加要因となる一方、猛暑が外出の減少につながっている模様です。 その他には、9月4日(月)-7日(木)にASEAN関連首脳会議がジャカルタで開催されます。東京電力福島第一原発処理水の海洋放出に関し反発する中国と日本の接触があるか注目されます。 (野村證券投資情報部 坪川 一浩) (注)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2023年9月1日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら 業種分類、Nomura21 Globalについて ご投資にあたっての注意点
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09/01 19:00
【最新ランキング】日本株、今週の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第5週)
日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2023年8月第5週(2023年8月25日~8月31日) 2023年8月月間(2023年7月31日~8月31日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年8月31日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年8月31日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2023年8月第5週(2023年8月25日~8月31日) 2023年8月月間(2023年7月31日~8月31日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年8月31日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年8月31日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX:東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2023年9月1日前引け時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ※画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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09/01 09:39
【米国株決算速報】ブロードコム(AVGO):生成AI向けが好調な一方、通信向けは低調、株価は-4.11%(時間外取引)
決算概要:2023年5-7月期(2023.10期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間8月31日引け後に、通信向けを中心とした半導体・インフラストラクチャーソフトウェアの設計、開発、販売を行うブロードコム(AVGO US)が2023年5-7月期(2023.10期第3四半期)決算を発表しました。 売上高は市場予想を0.1%上回り、EPSは市場予想を1.1%上回りました。 会社の2023年8-10月期売上高見通しは市場予想を若干下回りました。 生成AI向けが好調な一方、通信向けは低調 会社は、大手クラウド事業者からの生成AI関連のネットワーク半導体製品の需要が旺盛な一方、供給制約があるとコメントし、供給が需要に追い付いていないことを示唆しました。一方で、8-10月期の生成AI以外の半導体製品の売上高見通しは前年同期と同水準であると述べ、通信分野の成長が停滞していることを示しました。 売上高とEPSの推移 株価は下落 ブロードコムの株価は、前日比3.43%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比4.11%安の885.00ドルで推移しています(NY時間17:34)。 当社株の時間外取引での下落は、8-10月期の売上高見通しが市場予想を若干下回ったことに加えて、31日終値は終値ベースでの史上最高値で、年初来で株価は65%上昇していたことから、決算発表というイベント通過で利益確定売りも相応に出たと推察されます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年8月31日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年5-7月期(2023/7)。2023年8-10月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年8-10月期以降の予想は2023年8月30日時点。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】ブロードコム(AVGO):AI関連が成長をけん引、株価は-1.61%(時間外取引) 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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08/26 07:00
【来週の予定】米国は雇用統計、日本は鉱工業生産などに注目
来週の注目点:米国の経済指標と中国の景況感に注目 米国ではジャクソンホール会議が26日に閉幕し、次なる焦点は9月FOMC(米連邦公開市場委員会)です。追加利上げの有無や利下げ転換の時期を占う上で経済指標に改めて注目が集まります。29日(火)に8月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日(水)に8月ADP全米雇用レポート、31日(木)に7月個人消費支出・所得統計、8月シカゴ購買部協会PMI、9月1日(金)に8月雇用統計、8月ISM製造業景気指数と重要統計の発表が続きます。 ユーロ圏では、31日(木)に8月消費者物価指数(HICP)が発表されます。緩やかながらもユーロ圏のインフレは鈍化しつつありますが、ECB(欧州中央銀行)が注目しているコア指数でもインフレの減速基調が明確になるのか、注目を集めます。 中国景気に対する市場の懸念が強まる中、中国では31日(木)に8月政府版PMI、9月1日(金)に8月財新版・製造業PMIが発表されます。不動産市況の悪化や世界的な財需要の落ち込みが景況感を下押しすると見られます。中国政府は経済の現状に懸念を示しながらも、現段階の政策対応は小幅な利下げなどに留まっています。8月の景況感が悪化した場合には、より踏み込んだ政策対応への期待が高まると考えられます。 中国や欧州を中心に海外景気が下振れる中でも、日本経済は底堅く推移しています。日本では31日(木)に7月鉱工業生産が発表されます。同指数は前月比 -2.9%と伸び率がマイナスに転じると野村證券では予想しています(ブルームバーグの市場予想平均は同-1.0%)。製造業の景況感は幾分悪化していますが、堅調な輸出と在庫調整の進展により生産の回復基調は維持されると見ています。 (野村證券投資情報部 坪川 一浩) (注)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2023年8月25日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら 業種分類、Nomura21 Globalについて ご投資にあたっての注意点
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08/25 19:00
【最新ランキング】日本株、今週の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第4週)
日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2023年8月第4週(2023年8月18日~8月24日) 2023年8月月間(2023年7月31日~8月24日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年8月24日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年8月24日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2023年8月第4週(2023年8月1日~8月24日) 2023年8月月間(2023年7月31日~8月24日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年8月24日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年8月24日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX:東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2023年8月25日前引け時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ※画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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08/24 09:59
【米国株決算速報】エヌビディア(NVDA):生成AIの導入競争が始まる、株価は+8.14%(時間外取引)
決算概要:2023年5-7月期(2024.1期第2四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間8月23日引け後に、グラフィックスや、AI、データセンター向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディア(NVDA US)が2023年5-7月期(2024.1期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を20.3%上回り、EPSは市場予想を29.4%上回りました。 会社の2023年8-10月期売上高見通しは市場予想を上回り、粗利率見通しも5-7月期実績を上回る水準です。 生成AIの導入競争が始まる 会社は、データセンター向けの売上高が前年比で大幅に増加したことについて、クラウド企業による生成AIの導入競争が始まっていると決算書で説明しました。また会社は、販売量の四半期毎の増加は来年を通じて継続すると決算説明会でコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で最高値を更新 エヌビディアの株価は、前日比3.17%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比8.14%高の509.53ドルで推移しています(NY時間17:30)。 売上高やEPSの実績や、売上高と粗利率見通しが市場予想を大きく上回り、当社の生成AI向け製品の高い需要による価格決定力の強さが業績に追い風となると市場が受け止めたためと推察します。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。粗利率(売上高総利益率)は非米国会計基準。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年8月23日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年5-7月期(2023/7)。2023年8-10月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年8-10月期以降の予想は2023年8月22日時点。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】エヌビディア(NVDA):生成AI向け需要急増、株価は+27%(時間外取引) 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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08/19 07:00
【来週の予定】ジャクソンホール会議が開催!パウエルFRB議長は何を語るのか
来週の注目点:ジャクソンホール会議でのパウエル議長発言に注目 前週は日本の4-6月期実質GDP成長率(1次速報値)が市場予想を大幅に上振れましたが、需要項目の内訳をみると、内需は総じて弱く、輸入減による純輸出の伸びが寄与した結果でした。米国ではソフトランディング(経済の軟着陸)期待が維持されています。年内に追加利上げが実施されるかを占う上で24日(木)~26日(土)に開催されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言に注目です。また、来年の大統領選に向けて23日(水)に米共和党大統領候補討論会が開催されます。最近支持に陰りの見えるデサンティス氏の巻き返しの動きや、支持率で優位に立つトランプ氏がさらにリードを広げるかなどに注目が集まります。 米国では、22日(火)に7月中古住宅販売件数、23日(水)に8月S&PグローバルPMI速報値、7月新築住宅販売件数、24日(木)に7月耐久財受注、25日(金)に8月ミシガン大学消費者マインド確報値が発表されます。引き続き、米国景気のストレス耐性に注目が集まります。 日本では、23日(水)に8月auじぶん銀行PMI速報値、25日(金)に8月東京都区部消費者物価指数が発表されます。インバウンド需要回復でサービス業の景況感が堅調さを維持する一方、製造業の景況感の悪化が続いていますが、その傾向を確認することになりそうです。 ユーロ圏では、23日(水)に8月HCOBユーロ圏PMI速報値、25日(金)にドイツで8月Ifo企業景況感指数が発表されます。ユーロ圏が大幅な景気後退に陥るリスクは後退したとの見方がある中で、景況感に改善の兆しが見られるか注目です。輸出への依存度の高いドイツでは中国の景気低迷を反映し、7月に続き、製造業などの景況感悪化を示す可能性に注意が必要です。 (野村證券投資情報部 岩崎 晴弥) (注)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2023年8月18日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら 業種分類、Nomura21 Globalについて ご投資にあたっての注意点
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08/18 09:42
【米国株決算速報】ウォルマート(WMT):食料品堅調継続・一般消費財は回復の兆し、株価は-2.24%
決算概要(2024.1期第2四半期) EPS実績は市場予想を上回り、2024年1月期通期の売上高・EPS見通しを引き上げ 米国時間8月17日寄り前に、店舗小売、Eコマース事業を運営するウォルマート(WMT US)が2023年5-7月期(2024.1期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.8%上回り、EPSは市場予想を7.9%上回りました。 会社の2023年8-10月期EPS見通しは市場予想を下回りました。一方で、会社は2024年1月期通期の売上高・EPS見通しを引き上げ、EPS見通しは市場予想を上回りました。 食料品堅調継続・一般消費財も回復の兆し 会社は、インフレによる消費者の節約志向の中で食料品や消耗品の販売の好調が継続した一方、アパレルや家電などの一般消費財の販売が、7月4日の独立記念日や9月からの新学期セールなどのイベント関連で回復の兆しがあることをコメントしました。また、抗肥満薬を中心に医薬品も堅調でした。 売上高とEPSの推移 株価は下落 ウォルマートの株価は、前日比2.24%安で引けました。株価は、寄り付き直後は上昇したものの、主要株価指数が下落に転じたことや、利益率の低い食料品や消耗品、医薬品の堅調などにより2023年8-10月期EPS見通しがやや下回ったことが重石となり、下落に転じたと考えられます。一方で、一般消費財に回復の兆しが見え始めたことは、当社の年末商戦の業績にとって明るい話題と考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年8月17日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年5-7月期(2023/7)。2023年8-10月期のEPSの白丸は会社見通し中間値。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年8-10月期以降の予想は2023年8月16日時点。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】ウォルマート(WMT):グローバルで販売好調、株価は+1.30% 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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08/17 20:00
【最新ランキング】日本株、今週の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第3週)
日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2023年8月第3週(2023年8月10日~8月16日) 2023年8月月間(2023年7月31日~8月16日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年8月16日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年8月16日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2023年8月第3週(2023年8月10日~8月16日) 2023年8月月間(2023年7月31日~8月16日) 2023年年間(2022年12月30日~2023年8月16日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2023年8月16日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX:東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2023年8月17日10時時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ※画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点