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昨日 16:27

【野村の夕解説】日経平均株価905円安 米政府閉鎖解除も懸念残る(11/14)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、米国の利下げペースの減速が懸念されAI関連銘柄が相場を押し下げました。13日の米国にて、政府閉鎖が終了したものの、閉鎖中の統計業務の中断から10月の米消費者物価指数や米雇用統計が見送られる可能性が指摘されています。統計発表の遅れがFOMCの政策決定に影響を及ぼし、利下げが遅れる可能性が懸念され、AI関連銘柄を中心に下落して寄り付きました。また、日経平均株価は今週に入ってから1,000円強上昇していたため、短期的な過熱感への警戒が広がり、売り優勢の展開となりました。一方で、前日からの決算発表が好調であった企業の株価は堅調であり、相場の下支えとなりました。結果的に、日経平均株価は905円安の50,376円で引けました。個別では、これまで相場をけん引していたアドバンテストとソフトバンクグループが、前日の米国のAI関連銘柄の下落を受けそれぞれ前日比-5.51%、同比-6.56%と下落したことから、2銘柄で日経平均株価を583円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国にて、政府閉鎖で延期となっていた9月の米雇用統計が17日以降に発表される可能性があります。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点