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13分前

【野村の夕解説】日経平均株価10円高 円高進むも方向感欠ける(12/23)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、終日方向感に欠ける展開となりました。前日夜に、片山さつき財務相が足元の円安進行について、「完全にファンダメンタルズではなく投機だ」と指摘し、為替介入も含めた行動を取れるということは日米財務相間の合意事項だと発言しました。さらに、本日午前の閣議後会見でも、行き過ぎた動きに対しては対応を取る旨の発言があり、為替市場では円高ドル安が進行しました。円高進行を受けた輸出関連銘柄の下落が、日経平均株価を押し下げました。一方、内需関連銘柄は堅調な動きとなり、東証プライムでは値上がり銘柄の比率が75%に達しました。また、高市首相が新規国債発行を抑制的にできるかもしれないと発言したことで、過度な財政懸念が後退したことから、朝方から低下していた日本10年国債金利が午後に一段と低下し、日経平均株価の下支えとなりました。日経平均株価は前日終値付近を終日推移し、前日比10円高の50,412円で取引を終えました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国では、ADP週間民間雇用者数、7-9月期実質GDP、10月耐久財受注、11月鉱工業生産、12月消費者信頼感指数と、複数の経済指標が発表予定です。また、米国株式市場は24日は短縮取引、25日は休場です。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点