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【野村の夕解説】日経平均1,284円安 株高への市場の警戒感高まる(11/5)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 5日の日経平均株価は、4日の米国株式市場で、足元の株高への警戒感からAI関連株を中心に下落した流れを引き継ぎ、一時5万円を割り込む大幅安となりました。ソフトバンクグループやアドバンテストといった、これまで日経平均株価の上昇をけん引してきた値がさのAI関連株が急落しました。前日比205円安の51,291円で寄り付いた日経平均株価は徐々に下げ幅を広げ、前場引け時点で前日比2,423安の49,073円と、10月27日以来6営業日ぶりに5万円を割り込みました。後場に入り下げ幅はやや縮小し、終値は前日比1,284円安の50,212円となりました。前述の2銘柄で日経平均株価を851円押し下げました。東証プライム市場の売買代金は9兆582億円と今年2番目の水準に達しました。個別では、前日引け後に好決算を発表した任天堂が前日比+6.21%となりました。一方、取引時間中に発表されたトヨタ自動車の決算は失望され、同社の株価は前日比-3.64%となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 5日、米国で10月ADP全米雇用レポートや10月ISMサービス業景気指数が発表されます。政府閉鎖で主要な経済指標の発表がないことから、こうした民間データによる景気動向の確認が必要です。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点