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01/30 09:15
【速報】FRBが4会合ぶりに利下げ見送り 野村は25年中は金利据え置きを予想
FRB金利据え置き、議長「利下げ急がず」 FRB(米連邦準備理事会)は1月28、29日に開催したFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を4.25-4.50%に据え置くことを決定しました。FRBは2024年9月から3会合連続で、合計1.0%ポイントの利下げを実施してきており、今利下げ局面で初めての利下げ見送りでしたが、事前に広く予想されていたことから市場にとってサプライズとはなりませんでした。 今回の声明文では12月のFOMCで見られた「物価上昇率が2%目標に向かって前進を続けてきた」との文言が削除されたことを受けて、市場では一時国債利回りが上昇し、米国株は下落しました。会合後に開催された記者会見でパウエルFRB議長がFRBは利下げを急いでおらず、「インフレ面でのさらなる進展を見極めるため連続利下げをいったん停止する」と説明したことを受け、国債利回りは前日とほぼ変わらない水準まで低下しました。 FRBは24年12月に2025年中に0.5%ポイント、1回当たりの利下げ幅を0.25%ポイントとした場合、2回の利下げを実施するとの見通しを示しました(19名のFOMCメンバーによる見通しの中央値)。先物金利を見ると、足元の市場でも概ね同様の見方が共有されているようです。野村證券では、今回の声明文が従来見ていたよりもタカ派的(利下げに消極的)であったことを踏まえて、金融政策の見通しを変更しました。従来は25年中は3月に0.25%ポイント利下げし、その後据え置きに転じると予想してきましたが、新しい見通しでは25年中は金利据え置きを予想します。26年に関しては、「1-3月期、4-6月期に1回ずつの利下げ」との見通しを、「6月から3ヶ月に1度のペースで3回の利下げ」へと変更します。利下げ幅はいずれも0.25%ポイントを予想しています。 米国の政策金利見通し (注)データは日次で、直近の値は2025年1月29日。政策金利はFF(フェデラル・ファンド)金利翌日物のレンジの中央値。FF金先はFF金利先物。(出所)FRB、ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 尾畑 秀一) ご投資にあたっての注意点
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01/30 08:25
【野村の朝解説】米国株下落 FOMC声明文はややタカ派的(1/30)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 29日の米国株式市場で、主要3指数は下落しました。FOMCでは、市場の予想通り政策金利は据え置かれたものの、声明文から「インフレが目標に向けて進展している」との文言が削除されました。ややタカ派な内容と市場では受け止められ、米国10年債利回りが上昇し、主要指数を押し下げました。その後、パウエルFRB議長が記者会見において、過去2年間でインフレは目標の2%にまで向け大きく前進したとコメントしたこともあり、終盤は下げ幅を縮小する動きとなりました。 相場の注目点 日米ともに決算発表が本格化しています。米国市場29日の引け後には、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、テスラといった大手テクノロジー企業が決算を発表しています。マイクロソフトはクラウド事業の成長が鈍化したことが嫌気され、時間外でやや下落しています(日本時間30日午前8時時点)。メタ・プラットフォームズはネット広告が好調を維持し、テスラは米国のEV販売が好調に推移し、両企業とも時間外で株価は上昇しています。個別に騰落はあるものの、現時点で市場の見方から大きく乖離する結果とはなりませんでした。本日は、アップル、インテルなどの決算発表が注目されます。 本日のイベント 日米ともに企業決算の発表が相次ぎます。そのほか、日本では氷見野日銀副総裁の講演が予定されており、1月の金融政策決定会合後の市場の反応に対する発言が注目されます。米国では、2024年10-12月期実質GDP速報値が発表されるほか、12月の中古住宅販売仮契約や週間新規失業保険申請件数などの発表が予定されています。 (野村證券 投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2025年1月30日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/30 07:52
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):AI強化で設備投資額は大きく拡大へ、株価は+1.11%(時間外取引)
決算概要:2024年10-12月期(2024.12期第4四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間1月29日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2024年10-12月期(2024.12期第4四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を2.9%上回り、EPSは市場予想を18.4%上回りました。 会社の2025年1-3月期売上高見通しは市場予想を下回りました。 広告単価・ユーザー数堅調、設備投資額は6割増へ 広告単価が前年同期比で14%上昇と前年同期や前四半期の伸びを上回り、SNSのユーザー数の増加が継続するなど、主力のSNS広告事業が堅調でした。AIによる自動広告が貢献しました。 2025年12月期通期の会社の設備投資額見通しは、前年度比で約6割増で、市場予想を23%上回りました。会社は設備投資が中長期的な「戦略的アドバンテージ」につながる、と説明しました。中国の生成AIアプリDeepSeekについて、会社のオープンソースモデルであるLlama3が利用されていることを念頭に、知的財産は守られている、とコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比0.32%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比1.11%高の684.01ドルで推移しています(NY時間18:14)。実績が好調な一方、巨額の設備投資の回収への不透明性から株価は小幅上昇にとどまったと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年1月29日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年10-12月期(2024/12)。2025年1-3月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年1-3月期以降の予想は2025年1月28日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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01/30 07:43
【米国株決算速報】テスラ(TSLA):サイバーキャブは2026年に量産へ、株価は+4.57%(時間外取引)
決算概要:2024年10-12月期(2024.12期第4四半期) EPS実績は市場予想を下回った 米国時間1月29日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2024年10-12月期(2024.12期第4四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を5.7%下回り、EPSは市場予想を4.3%下回りました。 値下げや研究開発費が重石、新型車の量産計画をアップデート 自動車部門については、車両の平均販売価格が市場予想を下回りました。利益率についても車両の値下げや、AIやその他の研究開発費が利益率に悪影響を及ぼしました。 会社は、新型車の量産計画について、低価格モデルの量産を従来の工法と製造ラインを用いて2025年前半に開始すると改めて表明しました。また、自動運転タクシー「サイバーキャブ」の量産を新しい「箱なし (unboxed)」工法で2026年に開始するとの見通しを示しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 テスラの株価は、前日比2.26%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比4.57%高の406.88ドルで推移しています(NY時間16:52)。新型モデルYの発売前に従来のモデルYの値引きが報じられるなど、株価は決算前にある程度の値引きによる悪影響を織り込んでいたと考えられます。また、サイバーキャブの量産の目途が立ったことを市場は歓迎したと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年1月29日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年10-12月期(2024/12)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年1-3月期以降の予想は2025年1月28日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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01/29 16:21
【野村の夕解説】日経平均株価4営業日ぶりに反発、397円高(1/29)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比256円高の39,273円で取引を開始しました。前日の米国株式市場では、前々日に大幅安となったエヌビディアをはじめ、ハイテクグロース株が反発し指数を押し上げ、主要3指数は揃って上昇しました。米国株式市場の流れを引き継ぎ、アドバンテストなど前日大きく下落した半導体関連株の一角は反発して取引を開始しました。日経平均株価は寄り付き直後、前日比431円高の39,448円まで上げ幅を広げました。しかし、中国ディープシーク社が開発した生成AIモデルの登場による競争激化への懸念は根強く、AI需要の拡大による恩恵を受けると期待される銘柄が勢いを失い、日経平均株価の重石となりました。日経平均株価は前日比112円高まで上げ幅を縮小する場面もありました。しかし、その後ディープシーク社が、米オープンAI社の技術データを不正に取得した可能性があるとして、マイクロソフトとオープンAIが調査しているとの報道や、オランダ半導体製造装置大手のASMLホールディングスの好決算が伝わり、日経平均株価は引けにかけて持ち直し、前日比397円高の39,414円と反発して取引を終了しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国ではFOMCの結果が発表されます。政策金利を据え置くことが有力視されていますが、パウエルFRB議長の記者会見で、今後の政策運営について言及されるかなど発言内容が注目されます。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点
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01/29 08:33
【野村の朝解説】米国株反発 テクノロジー株の調整が一服(1/29)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 28日の米国株式市場で、主要3指数は上昇しました。27日に中国の新興AI企業DeepSeek(ディープシーク)の影響により急落したエヌビディアが前日比+8.9%と反発するなど、テクノロジー株の調整が一服し主要指数は上昇しました。 相場の注目点 今週は米国を筆頭にユーロ圏やカナダ、ブラジル、南アフリカで金融政策会合が開催される中銀ウィークです。今晩、結果が発表される米国FOMCでは、政策金利は据え置きとの見方が優勢です。今回は経済見通しの発表もないことから、会合後のパウエル議長の記者会見が注目されます。また、今年は5年に1度の金融政策の枠組み変更が議論される年に当たります。5年前には平均インフレ目標導入など、インフレを目標近辺に引き上げるための手段が検討されました。議長会見では、利下げ時期や政策金利の着地点に加えて、今後の政策の枠組みに対する発言も注目されます。一方、30日(木)に開催されるECBの金融政策理事会では0.25%ポイントの利下げが予想されます。インフレにはやや足踏み感が見受けられますが、ECBは景気下振れリスクを緩和するため利下げを継続することが予想されます。野村證券では、1月会合を含めて25年中に5回の利下げを予想しています。 本日のイベント 日本では、アドバンテストや信越化学工業などの決算発表が予定されています。米国では、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、ASMLなど、AIに関連する企業の決算発表が相次ぎます。業績動向に加え、DeepSeekに対する見解などが経営陣から示されるか焦点となりそうです。その他、テスラやサービスナウなどの決算にも注目です。 (野村證券 投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2025年1月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/28 16:17
【野村の夕解説】中国の低コストAI開発を受けて、半導体関連株大幅続落(1/28)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前週末に中国のDeepSeek社による低コストAIの開発が発表されました。AI開発に大規模投資は不要になる可能性があるとの見方から、前日の米国市場では、エヌビディアをはじめとする半導体株が大幅下落しました。米国半導体株安の流れを受けて、本日の日本市場でも、値がさの半導体関連株のほか、データセンター向けに需要が拡大するとみられていた電線株の下落が日経平均株価を下押ししました。また、正午前に、米トランプ大統領が演説で半導体や医薬品、鉄鋼製品などへの関税を引き上げると述べたと報じられました。日経平均株価は寄り付き後に一時下げ幅を679円にまで拡大しました。39,000円前後では底堅い動きをみせる場面があったものの、トランプ大統領の発言により警戒感が高まったとみられ、午後に入って再度下げ幅を広げる展開となりました。大引けは前日比548円安の39,016円でした。アドバンテストは前日比-11.13%と前日に続く大幅安となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国ではコンファレンスボードによる1月の消費者信頼感指数が発表されます。堅調な米国の個人消費が継続するか、注目されます。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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01/28 08:29
【野村の朝解説】中国低コストAIの脅威で米半導体株急落(1/28)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 27日の米国株市場は、半導体関連株を中心に急落しました。経済指標では、ドイツの1月ifo景況感指数が85.1と12月の84.7を上回り、米国の2024年12月新築住宅販売件数は69.8万件と、11月の67.4万件を上回りました。株式市場は、前週末に中国のAI開発企業DeepSeek(ディープシーク)社の生成AIが、低コストのAI開発によって米国大手テクノロジー企業の脅威になると報じられており、コスト面での競争優位性への懸念から、27日は半導体関連株を中心に大きく下落しました。AI半導体大手エヌビディアの株価は前日比-16.96%となり、時価総額は5,890億米ドル(約91兆円)減と、個別企業として過去最大の時価総額の消失となりました。この他、ブロードコムが同-17.39%、アームHDが同-10.18%、AMDが同-6.37%と半導体株は軒並み急落しました。一方、AIを利用してデジタルサービスを提供するクラウド企業は、セールスフォースが同+3.95%、ワークデイが同+2.29%、サービスナウが同+1.39%と上昇しており、米テクノロジー関連株すべてが下落した訳ではありません。ナスダック総合指数は大きく下落したものの、NYダウは反発して引けました。 相場の注目点 27日引け後の決算発表で、ファナックや日東電工は2025.3期通期営業利益の従来の会社予想を上方修正しました。27日の日本株市場で、中国の低コストAIは報道済みですが、米半導体株急落から日本株が更に調整するかが注目されます。 本日のイベント 日本は、引け後に日清製粉グループ本社の決算が発表されます。28~29日にかけて、米国の金融政策を決定するFOMCが開催されます。市場予想からは、政策金利の据え置きが予想されています。 (野村證券 投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2025年1月28日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/27 18:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(1月第4週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2025年1月第4週(2025年1月17日~1月24日) 2025年1月月間(2024年12月31日~1月24日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年12月31日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年1月24日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2025年1月第4週(2025年1月17日~1月24日) 2025年1月月間(2024年12月31日~1月24日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年12月31日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年1月24日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2025年1月24日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点