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8分前

【野村の朝解説】NYダウは7日続伸し、4月2日以来の高値(5/1)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 30日の米国株式市場でNYダウは7日続伸し、4月2日以来の高値で取引を終了しました。朝方に発表された2025年1-3月期実質GDP成長率が前期比年率換算で-0.3%と、マイナス成長を記録したことなどから、NYダウは一時800ドル近く下落する場面もありました。もっとも、マイナス成長の主因は関税引き上げを前にした駆け込み輸入によるもので、個人消費や設備投資には底堅さも見られました。一方、その後発表された米3月個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で横ばいとなりました。FRBによる早期利下げ期待が浮上し、この日の米国株は売り一巡後に買い戻しが優勢な展開となりました。 相場の注目点 本日はメーデーのため欧州やアジア各国の市場は休場です。日本では日銀の金融政策決定会合の結果が発表されます。日銀は今会合で、政策金利を据え置く一方、景気の下振れリスクに配慮しつつ、金融引き締め方針を維持するスタンスを示すとみられます。また、今回は四半期に一度の「展望レポート(経済・物価情勢の展望)」が発表される会合です。トランプ政権の関税政策の影響を踏まえ、日銀が物価や経済見通しにどのような見解を示すのかが焦点です。なお、野村では2025年度の実質GDP成長率見通しを1月時点の前年度比+1.1%から、同+0.6%へ下方修正すると予想しています。 米国では4月ISM製造業景気指数が発表されます。米GDPに占める製造業の比率は10%程度ですが、非製造業よりも景気に敏感に反応する傾向がみられることなどから注目です。 企業面では、日本では三井物産、住友商事など、米国ではアップル、アマゾン・ドットコム、イーライリリーなどが決算を発表する予定です。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) (注)データは日本時間2025年5月1日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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