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09:25

【米国株決算速報】エヌビディア(NVDA):「AIバブル」は見られない・見通し堅調、株価は+4.33%(時間外取引)

決算概要:2025年8-10月期(2026.1期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間11月19日引け後に、グラフィックスや、AI、データセンター向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディア(NVDA US)が2025年8-10月期(2026.1期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.8%上回り、EPSは市場予想を4.0%上回りました。 売上高・粗利率見通しが市場予想を上回る、「AIバブル」は見られない 会社の2025年11月-2026年1月期の売上高および粗利率見通しの中間値は市場予想を上回りました。会社は、新型のAI・データセンター用製品である「Blackwell Ultra」および従来型の「Blackwell」も需要が強く、クラウド用GPUは「売り切れ」であるとコメントしました。また、計算量あたりの単価や消費電力などのコストが低い最新型の「Rubin」の2026年1月期末までの量産の目途が立ったとコメントしました。 ジェンスン・フアンCEOは、「AIバブル」は見られない、とコメントし、大手AI・データセンター企業を中心にAIが収益を増やしている現状を説明しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 エヌビディアの株価は、前日比2.85%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比4.33%高の194.60ドルで推移しています(NY時間18:04)。売上高・粗利率見通しが市場予想を上回ったためと考えられます。「AIバブル」の崩壊についての懸念は、エヌビディアの好業績を受けひとまず和らいだと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年11月19日。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年8-10月期(2025/10)。2025年11月-2026年1月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年11月-2026年1月期以降の予想は2025年11月18日時点。2025年2-4月期および2025年5-7月期のEPS実績は、中国向け半導体製品「H20」の対中輸出規制に関連した費用や税金の影響を除いた継続比較用の会社発表値。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点