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01/14 16:27
【野村の夕解説】米ハイテク株安を受けて、日経平均は大幅下落 716円安 (1/14)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 10日(金)の米国株式市場では、12月の非農業者部門雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことによるFRBの利下げ観測後退を受けて、主要3指数が揃って大幅下落しました。13日(月)には、米政権がAI向け半導体に関する輸出規制の見直し案を公表したほか、サーバーラックの過熱問題などを背景に、エヌビディアの主要顧客が同社への注文を遅らせていると報じられました。これらを受けて、国内株式市場では、半導体関連株を中心に幅広い銘柄が下落しました。10:30に日銀の氷見野副総裁が経済懇談会で挨拶しました。追加利上げに関して、「政策委員の間で議論し、判断したい」と発言するに留めたことから、株式市場への影響は限定的でした。前日までの米国株式市場の動向により強く影響を受け、日経平均株価は前週末比179円安の39,010円で寄り付いた後、午前中にかけて下げ幅を拡大しました。その後は本日の安値圏で推移し、大引けは前週末比716円安の38,474円となりました。個別銘柄では、エヌビディアを主要取引先とするアドバンテストが前週末比-9.21%となり、1銘柄で日経平均株価を251円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国ではカンザスシティー連銀シュミッド総裁、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の講演が予定されています。好調な米国景気を示す経済指標に対する、FRB高官の評価に注目が集まります。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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01/14 08:18
【野村の朝解説】強い雇用統計受け米株・米債とも下落(1/14)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 10日の米金融市場では、12月の非農業部門雇用者数が前月比+25.6万人増と市場予想(同+16.5万人増)を上回り、失業率が4.1%へ低下する強い結果となったことから、10年国債利回りは4.76%へ上昇(価格は下落)、米国株式市場では主要3指数が揃って前日から1.5%以上下落しました。為替市場では米ドルが円を除くG10通貨に対して上昇しました。13日には、NYダウが反発、S&P500も引けにかけて値を戻し前日比ほぼ変わらずで引けた一方、ナスダック総合は続落しました。為替市場では米ドルが続伸する中で、クロス円の強さが目立っています。 相場の注目点 10日の市場の反応は、米国景気の堅調が背景であったとしても、長期金利の上昇に対する米国株式市場の警戒感が高いことを示しました。一方、長期金利の上昇余地も金利上昇に対する株価の耐性に左右されそうです。市場の利下げ観測は25年中の利下げが1回程度まで後退しました。FRB内では利下げペースの減速では概ね見解が一致しているものの、利下げ打ち止めまでには更なる根拠が必要だとの意見が見られます。14日に12月PPI、15日にCPI統計の発表が予定されており、市場ではインフレの鈍化傾向の停滞を示すと予想されています。加えて、今週は多くの地区連銀総裁の講演が予定されていることから、一連の経済指標に対するFRB高官の評価が注目されます。また、今週から大手金融機関を皮切りに24年10-12月期決算が本格的に始まります。 本日のイベント 本日は氷見野日銀副総裁の講演が予定されています。市場の利上げ期待が5割程度まで回復する中で、今後の政策運営に関してどのようなメッセージを発するのかが注目されます。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2025年1月14日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/13 09:00
【動画 3分チャート塾】シーズンⅢ:第4回 他にもある、騰落幅から導く計算値
「動画 3分チャート塾」は、株価チャートの見方を学びたい初心者から中級者の方向けの動画シリーズです。 今回は主に、「E計算値」「NT計算値」について、説明しています。 シーズン I:意外と知らないローソク足(全8回)ローソク足の基本の読み方や中長期的な相場の捉え方などについてわかりやすく解説していきます。シーズンII:相場の見方の強い味方、移動平均線(全9回)移動平均線の基礎や活用法についてわかりやすく解説していきます。シーズンIII:上値、下値のメドを探ろう(全10回)上値、下値メドの探り方についてわかりやすく解説していきます。シーズンIV:相場の過熱感を測るには?(全9回)オシレーター系指標についてわかりやすく解説していきます。シーズンV:トレンドラインを引いてみよう(全9回)トレンドラインについてわかりやすく解説していきます。 ご投資にあたっての注意点
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01/12 12:00
【銘柄特集】2024年12月IPO銘柄のパフォーマンス
2024年12月のIPO銘柄のパフォーマンスを紹介します。 12月IPO銘柄のパフォーマンス 12月4日 上場TMH(280A)市場区分:グロース事業内容:半導体製造装置部品の販売・修理サービス及び半導体製造装置の買取・売却支援 12月9日 上場インフォメティス(281A)市場区分:グロース事業内容:エナジー・インフォマティクス事業(エネルギー関連データを独自のAI で解析して省エネルギーと快適生活の実現をするスマート・リビングサービス、エネルギーの運用効率の最適化を実現するエネルギー・マネジメントサービス、エネルギーデータ等を利活用した新サービスの創出) 12月12日 上場ユカリア(286A)市場区分:グロース事業内容:医療法人の経営支援、高齢者施設の運営・紹介、コンタクトレンズの製造・販売等 12月13日 上場ラクサス・テクノロジーズ(288A)市場区分:グロース事業内容:ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリング事業 12月17日 上場黒田グループ(287A)市場区分:スタンダード事業内容:・液晶ディスプレイ用印刷版、自動化設備、樹脂成形金型、HDD 用部品、電力・電設資材、アルミダイカスト製品の製造・販売およびプリント回路基板の設計・受託開発・エレクトロニクス業界および自動車業界への電子部品、電気材料等の販売 12月17日 上場リスキル(291A)市場区分:グロース事業内容:人材育成事業 12月18日 上場キオクシアホールディングス(285A)市場区分:プライム事業内容:メモリ及びSSD 等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定及び管理 12月19日 上場Synspective(290A)市場区分:グロース事業内容:小型SAR 衛星の開発・運用からSAR データの販売とソリューションの提供 12月19日 上場dely(299A)市場区分:グロース事業内容:「クラシル」、「クラシルリワード」をはじめとする複数のスマートフォンアプリ及びWebメディアの運営。そのほか、人材プラットフォーム事業及びクリエイターマネジメント事業の運営を行う 12月23日 上場令和アカウンティング・ホールディングス(296A)市場区分:グロース事業内容:上場会社を中心とする大企業に経理の日常業務、決算、連結、開示、M&A支援などを、高度な専門的知識を有した人材がチームで一気通貫のサポートを実施し、長期間継続した関係を構築 12月23日 上場日本オーエー研究所(5241)市場区分:ネクスト事業内容:システム開発及び関連サービス 12月25日 上場アルピコホールディングス(297A)市場区分:スタンダード事業内容:小売、運輸、観光の各事業を中心とした企業グループの企画、管理及び運営 12月25日 上場MIC(300A)市場区分:スタンダード事業内容:リテール販促における総合支援事業(業務改善コンサルティング、販促物の印刷/製造、フルフィルメント、システム開発、BPO、クリエイティブデザイン、フィールドサポート等) 12月26日 上場GVA TECH(298A)市場区分:グロース事業内容:リーガルテックサービスの開発・提供 12月26日 上場visumo(303A)市場区分:グロース事業内容:ビジュアルマーケティングプラットフォームの開発及びサービス提供 12月26日 上場フォルシア(304A)市場区分:グロース事業内容:膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す検索テクノロジーを基にしたシステム開発・サービス提供並びにコンサルティング 12月27日 上場ビースタイルホールディングス(302A)市場区分:グロース事業内容:派遣・紹介事業、メディア事業、DX事業、その他事業を営むグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務 (注1)初値及び直近月末終値が公開価格に対して上回っているものは赤、下回っているものは青で表示。(注2)TOKYO PRO Marketの新規上場会社は含まれない。(注3)全てを網羅しているわけではない。(出所)日本取引所グループのウェブサイト、各新規上場会社の有価証券届出書等公表情報を基に野村證券作成 1月IPO銘柄の紹介 1月のIPO銘柄はありません。 (注1)TOKYO PRO Marketの新規上場会社は含まれない。(注2)全てを網羅しているわけではない。(注3)新規IPO銘柄は、前月末時点での予定。(出所)日本取引所グループのウェブサイト、各新規上場会社の有価証券届出書等公表情報をもとに野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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01/12 09:00
【注目トピック】米決算シーズンを経て増益率が加速するかをチェック
※画像はイメージです。 米国:2024年10-12月期決算プレビュー 10-12月期は前年同期比+8.1%予想 1月中旬から、S&P 500 指数構成企業の2024年10-12月期の決算発表が本格化します。2025年1月3日時点の調査会社LSEG集計による市場推定・予想平均では、同期の四半期EPS(1株当たり利益)は、前年同期比+8.1%と推定されています。2024年7-9月期の同+8.4%と比べ、増益率が若干鈍化する見込みとなっています。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (注)2025年1月3日時点のLSEG集計による市場推定・予想平均。2024年10-12月期には、2024年9-11月期決算、2024年11月-2025年1月期決算企業も含む。(出所)LSEGより野村證券投資情報部作成 (注)2025年1月3日時点のLSEG集計による市場推定・予想平均。2024年10-12月期には、2024年9-11月期決算、2024年11月-2025年1月期決算企業も含む。(出所)LSEGより野村證券投資情報部作成 2024年7-9月期は、同期の決算発表が本格化する直前の2024年10月4日時点の集計では同+4.1%と予想されていました。しかし、決算実績が事前のアナリスト予想平均を上回るポジティブサプライズの比率が高かったことで、実際には前述の通り同+8.4%まで拡大しました。2024年10-12月期も同様の傾向が続けば、現時点での予想よりは高い増益率で着地する可能性が考えられます。 (注1)ポジティブサプライズ比率は、S&P 500 企業のうち決算実績がアナリスト予想平均を上回った企業の比率。2024年7-9月期には、2024年6-8月期決算、2024年8-10月期決算企業も含む。(注2)直近4四半期平均とは2023年7-9月期~2024年4-6月期の平均。長期平均とは、売上高は2002年以降、純利益は1994年以降の平均。(注3)LSEGによる2024年12月13日時点(売上高について496社、純利益について496社)の集計。(出所)LSEGより野村證券投資情報部作成 アナリスト達は慎重に見直している模様 リビジョンインデックスの動向をみると、2025年1月1日時点では、FY1(予想1期目)は0.82、FY2は0.85となっています。決算発表を前に、アナリスト達が業績予想を慎重に見直しているとみられます。 (注)S&P 500 指数構成企業のリビジョンインデックス。リビジョンインデックスは直近4週間にアナリストが業績予想を上方修正した銘柄数/下方修正した銘柄数で計算。指数が1を上回ると上方修正優位、1を下回ると下方修正優位と判断される。直近値は2025年1月1日時点。FY1は予想1期目(12月決算企業の場合、2024年12月期)、FY2は予想2期目(12月決算企業の場合、2025年12月期)。(出所)LSEGより野村證券投資情報部作成 決算発表時の注目点 次に、年度ベースについてみると、前回の四半期である2024年7-9月期決算の発表直前の10月4日時点の集計と比べ、2024年は上方修正されていますが、2025年、2026年は下方修正となっています。ただし、下方修正されているとはいえ、2024年以降も、増益基調が続く予想となっています。 再び四半期決算についてみると、2025年1-3月期については前年同期比+11.0%と予想されています。そして、2025年4-6月期以降も、前年同期比二桁増益と予想されており、2024年7-9月期、2024年10-12月期よりも増益率が加速する予想となっています。 今後、決算発表が本格化した際には、足元の業績動向に加え、会社業績見通しや、経営陣の事業環境に関するコメントなどから、今後の業績動向を見極めていきたいと考えます。そして、決算発表を受けて、今後、増益率が加速する見込みとなっている市場予想平均の業績予想がどのように変わるか、注意してみていきたいと考えます。 (注)2025年1月3日時点のLSEG集計による市場推定・予想平均。[ ]内の数値は、2024年10月4日時点のLSEG集計による市場推定・予想平均。(出所)LSEGより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 村山 誠) ご投資にあたっての注意点