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28分前

【野村の夕解説】日経平均株価 反発 日銀が金融政策維持を決定(04/26)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比97円高の37,725円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で主要3指数が軟調となったものの、米国市場引け後に発表されたアルファベットやマイクロソフトの決算内容が好感され、時間外取引で株価が上昇したことが好感されました。もっとも日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に、様子見姿勢もあり、上昇の勢いは弱く、小動きに留まりました。後場に入り、日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、金融政策の現状維持を決めたことを受け、日経平均株価は上げ幅を拡大し、一時前日比469円高となる場面もありました。また、為替相場でもドル円が一時156円台に乗せるなど、およそ34年ぶりの円安ドル高水準となりました。もっとも、日銀が公表した展望レポートで2026年度の物価見通しを前年度比+1.9%との見通しを示したことから、利上げへの警戒感はくすぶっており、日経平均株価はその後伸び悩みました。結局、前日比306円高の37,934円と反発して、本日の取引を終えました。 個別では、東京エレクトロンやソフトバンクグループが上昇し、2銘柄で日経平均株価を約96円押し上げた一方で、信越化学工業やファーストリテイリングが下落し、2銘柄で日経平均株価を約80円押し下げました。信越化学工業は前日引け後に、2024年4-6月期の営業利益が前年同期比で減益となる見通しを示したことが嫌気されました。 本日の市場動向 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 磯崎 博志) ご投資にあたっての注意点

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