テーマ銘柄
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2023/12/19 19:00
【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(12/19)
円高の進行が輸出企業株価の重石に 日本電信電話(NTT、9432)が4位にランクインしました。12月13日に開催された情報通信審議会(総務相の諮問機関)では、NTT法を含む通信政策の論点整理案が提示され、事業者の意見聴取も行われましたが、方針はまだはっきりしていません。今後、同審議会は論点の整理を2024年2月、骨子案を2024年4月に発表し、答申を2024年の夏頃に総務大臣に提出する予定です。 完成車メーカーでは、トヨタ自動車(7203)が5位、本田技研工業(ホンダ、7267)が9位にランクインしました。足元、円高・ドル安の進行が輸出企業の株価低迷を招いています。ただし、野村證券では、トヨタ自動車は業界内では為替感応度が低く、手元資金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュや自己資本も豊富で自社株買いをしやすいため、相対的に円高への抵抗力があると見ています。ホンダについても、為替感応度が低く、配当利回りが相対的に高めであり、ネットキャッシュも豊富で自社株買い余力があるため、円高への抵抗力が高いと言えます。 アステラス製薬(4503)が6位にランクインしました。12月11日に同社は、欧州でホットフラッシュと呼ばれる更年期障害の治療薬「フェゾリネタント」の販売承認を取得したと発表しました。同社の株価は足元でやや軟調に推移しており、12月18日に場中ベースで年初来安値を更新しています。 (野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年12月18日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/19 13:21
【速報・解説】日銀政策据え置き、ガイダンスも変更なし
金融政策の据え置きを決定、フォワードガイダンスも維持される 日本銀行は12月18~19日に金融政策決定会合を開催し、大方の事前予想通り金融政策の据え置きを決定しました。ブルームバーグの調査によれば、2024年4月までにマイナス付利撤廃を予想している回答者が65%、うち15%は24年1月会合での撤廃を予想しています。今回の会合では金融政策正常化に向けた地ならしとして、フォワードガイダンス(政策運営の指針)が修正されるのではないかとの見方もありましたが、こちらも修正はありませんでした。このため、本日15時半から行われる植田日銀総裁の記者会見が注目されます。 為替市場では、決定会合の発表を控えてドル円レートは142円台半ばで取引されていましたが、今回の結果を受けて143円台半ばへ1円程度、円安・ドル高が進行しました。ただし、この後の記者会見で植田総裁が金融政策正常化の可能性を否定するとは考えにくいことから、一方的に円安が進行する可能性は限定的だと見られます。 植田総裁の記者会見では、金融政策修正時期やマイナス金利解除後の追加利上げの可能性、国内政治の混乱やFRB(米連邦準備理事会)、ECB(欧州中央銀行)が利下げに転じた場合の政策判断への影響などに市場の関心が集まると考えられます。 なお、野村證券ではマイナス付利の撤廃は2024年1月会合、YCC(長短金利操作)政策撤廃は同年4-6月期(4月を有力視)と予想しています。2023年の春闘では約30年ぶりの高い賃上げ率で妥結されました。その後も、複数の企業から賃上げに積極的な声が聞かれるなど、企業の賃金設定行動に変化が見られます。日銀も「賃金と物価の好循環」達成に徐々に自信を深めている様子がうかがえます。野村では23年に続き、24年、25年の春闘でも前年比3.9%程度の高い賃上げが実現すると予想しています。このような企業行動の変化が、日銀に金融政策の正常化を促す要因となると考えています。 (野村證券投資情報部 尾畑 秀一) ご投資にあたっての注意点
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2023/12/17 19:00
【野村の動画】米金利低下による円高局面、半導体製造装置セクターに魅力
金融市場では、米国の利下げへの期待感が高まっています。ドル円相場に影響を与える米5年国債利回りがピークアウトする可能性が高まっており、金利差の観点からはドル円相場の上昇にも歯止めがかかりそうです。野村證券は2024年末のドル円相場を1ドル=135円と予想しており、このような市場環境下での適切な銘柄選択が問われています。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/17 13:00
【業界展望】拡大するトレーディングカード市場
トレカ市場は急拡大 トレーディングカード(以下トレカ)市場は近年急拡大している。2020年頃から多くのYouTuber がポケモンカードを中心にトレカのパック開封動画を投稿するようになったことが一因と見られる。加えて、かつて幼少期にトレカで遊んでいた世代が経済力を有する大人になり、購買単価が上昇したことも背景にあると考える。市場シェアは概ねポケモンカードが4~5割程度、遊戯王カードが2~3割程度、ワンピースカードゲーム、デュエルマスターズがそれぞれ1割程度と推察する。 トレカは価格変動が激しい トレカの二次流通価格は新パック発売やルール変更等に伴う需給動向に左右されやすい。新パック発売直後はカードの供給が少ないため価格が高騰しやすいが、数日で下落し落ち着く傾向がある。その後は新たなパック発売と共に旧パックの流通量が減少するため、徐々に価格が上昇し、販売終了後には高騰しやすくなる。23年に入ってからはポケモンカードの価格高騰が目立つが、1月にルール変更を実施しており、再販が見込まれないカードが増加したことが一因と推察する。 ルール変更の影響も大きい 遊戯王カードでは17年3月に大規模なルール変更を実施し、需要が大きく減少する局面もあった。当時のルール変更では過去のカードの使い勝手が大きく悪化し、プレイユーザーの引退や中古価格暴落に繋がった。新品・中古トレカを扱うテイツーでは関連商材の売上高が18.2期に大きく減少しており、ルール変更の影響が垣間見える。20年4月には再び遊戯王カードのルールが変更されたが、過去のカードの使い勝手が改善したことからユーザーの需要は再拡大している。なお、ポケモンカードでも23年1月にルールが変更されたが、変更が軽微であったことからユーザーに受け入れられたと考えられる。 遊戯王カードは25周年 遊戯王カードでは24年2月に25周年を迎えるにあたり、商品展開が拡大している。記念パックやフィギュア等の発売が複数予定されており、24.3期のコナミグループの売上高拡大に寄与すると野村では予想する。11月には海外で人気商品「RarityCollection」が発売され、国内でも人気の高い高単価パックの発売を24年2、3月に計2種類予定しており(例年は1種類)、ラインナップは充実している。25.3期は周年後の反動減がリスクであるが、24.3期上期決算説明会ではデジタル等の新しい展開やイベント開催等で今の流れを継続したいとのコメントがあり、更なる売上拡大に繋がるか注目したい。 (野村證券エクイティ・リサーチ部 三木 成人) ※野村週報 2023年12月11日号「産業界」より <お知らせ>「野村週報」は、2023年12月18日号(15日発行)より「週間 野村市場展望」と統合し、新たな「野村週報」としてリニューアルされます。今後ともご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/16 19:00
【野村の動画】2024年12月末のドル円相場は135円と予想
野村證券は、2024年に向けたドル円見通しを見直しました。2024年3月末の見通しは1ドル=142円、そして2024年12月末の見通しは1ドル=135円とします。その背景を動画で解説いたします。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/14 19:00
【銘柄ランキング】NISA口座で買われた個別銘柄は?トップ20を紹介(2023年11月分)
年初来安値更新銘柄がランキング急浮上、押し目買いか 前月(10月)から順位を上げた銘柄の中では、足元の株価が軟調な銘柄が目立ちました。これらの銘柄に対して、逆張り志向の強い投資家による所謂「押し目買い」が行われた可能性があります。今回は11月以降に年初来安値(終値ベース)を更新した銘柄を中心に見てみましょう。 3位にランクインしたのは前月ランキング圏外のライオン(4912)です。同社が11月7日に発表した2023年7-9月期の事業利益は、前年同期比23%減の62億円と低調でした。その主な要因としては、国内の一般消費財が大きく落ち込んだことが挙げられます。この決算発表後にライオンの株価は急落し、11月8日に年初来安値を更新しました。 6位にランクインしたのは前月15位のアステラス製薬(4503)です。同社は11月1日に決算を発表し、目の疾患治療薬「アイザーヴェイ」の立ち上がりが順調であったことが確認されました。しかし、米バイオ医薬品企業アイベリック・バイオの買収等に伴う無形資産の償却費が発生したことを背景に、2024年3月期の営業利益計画を下方修正しています。この決算発表後にアステラス製薬の株価は急落し、12月8日に年初来安値を更新しました。 13位にランクインしたのは前月ランキング圏外の資生堂(4911)です。同社は11月10日に決算を発表し、2023年12月期の営業利益予想が前期比32%減の350億円に下方修正されました。中国・海南島での転売規制の強化による在庫調整の影響などがありました。この決算発表後に資生堂の株価は下落し、12月8日に年初来安値を更新しました。そのほかの企業では、前月26位から14位まで順位を上げた住友化学(4005)も12月8日に年初来安値を更新しています。 (野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年12月8日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/14 09:30
【チャート分析】ホンダ、9月以降の調整で1/3押しを達成(12/14)
このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。 「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング 母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年11月分)。ただし直近上場銘柄は除く。 今回は2023年11月に新規登録された銘柄第4位の本田技研工業(7267)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。 早期に13週線に向けて戻しの動きとなるか注目 当社は二輪車のシェア世界首位を誇る、日本有数の自動車/二輪車メーカーです。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (図1)当社の株価は、今春に2021年中盤以降の横ばい相場を上にブレイクし、9月には1,821円まで上昇しました。 ただその後は調整の動きとなり、10月には今年1月安値~9月高値の上昇幅に対する1/3押し水準(1,546円)を達成しました。 調整一巡後に反発となった場合は、9月以降の下降トレンドラインを突破し、13週移動平均線 (12月1日:1,634円)に向けて戻しを試す動きとなるかが注目点として挙げられます。 調整継続の場合は50%押しなどが下値メド (図2)一方この先株価が26週線(同:1,552円)を下放れる展開となった場合は、さらなる下値メドとして今年1月安値~9月高値の上昇幅に対する50%押し水準(同:1,408円)や上向きの52週線(同:1,347円)の水準が挙げられます。 (注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年12月1日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。 (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。 (出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 丹羽 紘子) この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。 ※画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/12 19:00
【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(12/12)
前週に続き、さくらインターネットがトップ10入り 日本たばこ産業(2914)は前週の2位から一つ順位を下げて3位にランクインしました。当社の株価は足元で上昇傾向にあり、12月4日には年初来高値を更新しています。 トヨタ自動車(7203)は前週の5位を維持しました。前週、日銀関係者の発言等を受けて、マイナス金利解除への期待が高まりました。それにより、ドル円相場が円高方向に急伸し、主要な輸出株である当社の株価が急落する場面が見られました。 さくらインターネット(3778)は前週と同じく6位にランクインしています。デジタル庁が11月に当社を政府クラウドの提供事業者に選出して以降、当社の株価は上昇傾向にあります。12月7日には株式分割を考慮した実質ベースで上場来高値を更新しました。 積水ハウス(1928)は前週のランキング圏外から8位まで順位を上げました。当社が12月7日に発表した2023年2-10月期の営業利益は前年同期比8%減となり、野村予想を若干下回りました。国内の戸建住宅事業が予想よりも下振れたことなどが影響しています。 (野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年12月11日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/12 09:30
【チャート分析】NTT、13週線を早期回復となるか注目(12/12)
このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。 「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング 母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年11月分)。ただし直近上場銘柄は除く。 今回は2023年11月に新規登録された銘柄第2位の日本電信電話(9432)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。 11月に入り13週線を下回る展開続く 当社は、東西地域会社やドコモを傘下に持つ日本最大手の通信事業持ち株会社です。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (図1)当社の株価は、2020年10月以降上昇トレンドとなっています。 ただ今年9月に高値形成後は押しを入れる展開となり、11月に入り13週移動平均線を下回る動きが続いています。 まずは同線(12月1日:175円)を早期回復し、今年9月高値(183.4円)などを目指す展開に復帰となるか注目です。 下値模索が続く場合は、26週線や52週線に注目 (図2)一方下値模索が続いた場合は、まず11月に下支えとなった26週線(同:169円)が最初の下値メドとして挙げられます。同線を割り込む展開となった場合は今年8月安値形成時に反発した上向きの52週線(同:163円)が下値サポート線として期待されます。 (注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年12月1日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。 (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。 (出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 丹羽 紘子) この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。 ※画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点