【野村の夕解説】日経平均株価は7営業日ぶりに終値で5万円台回復(11/27)
(注)画像はイメージです。
本日の動き
27日の日経平均株価は、前営業日までの米国株高を背景に続伸しました。26日には引き続き12月FOMCでの利下げ期待が広がり、米国主要3指数は続伸し、この流れを受け本日の日経平均株価は上昇して寄り付きました。足元で下落していた値がさの半導体関連株が上昇し、相場全体を押し上げました。株価は前日比763円高の50,322円となり5万円台を回復したあとも、終日堅調な推移が続きました。午前中には、日本銀行の野口審議員が講演を行い、先行きの利上げペースについては「早過ぎても遅過ぎても問題が生じる」旨を述べました。市場では警戒していたほどタカ派的な発言でないと受け止められたものの、相場への影響は限定的でした。27日の米国市場は休場となることもあり、後場に入って動意薄となりました。終値は前日比608円高の50,167円と、3営業日続伸となり、7営業日ぶりに終値で5万円台を回復し取引を終えました。業種別では、電気機器や、非鉄金属が上昇し、相場を押し上げました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
27日(木)は米国が感謝祭で休場です。翌28日(金)はブラックフライデーで年末商戦が本格化します。市場は半日休場となります。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)
ご投資にあたっての注意点