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08:16
【野村の朝解説】米国株はテクノロジー中心に上昇(4/25)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 24日、トランプ大統領は、中国との貿易交渉が進行中と発言し、関税を巡る緊張緩和期待が米国株式市場の支援材料となりました。一方、中国外務省の報道官は、米国と協議は行っていないと否定しており、状況は不透明です。前日の取引時間終了後に好決算を発表したサービスナウやテキサス・インスツルメンツなどのテクノロジー企業の株価が大きく上昇し、株式市場のけん引役となりました。FRBのウォラー理事は、関税の影響で雇用が顕著に悪化すれば、利下げもあり得ることを示唆したほか、クリーブランド連銀のハマック総裁が5月のFOMCでの利下げは否定したものの、経済データの状況によっては6月に利下げもあり得ることを示唆したことで、長期金利の低下が米国株式市場の追い風となりました。取引時間終了後に発表されたアルファベットの2025年1-3月期決算は、市場予想を上回ったことから時間外で株価が5%近く上昇しています。 相場の注目点 G20財務相・中央銀行総裁会議に合わせて訪米している加藤財務相とベッセント財務長官は二国間協議を行い、為替相場の水準や管理に関する話は無かったと、その後の記者会見で明らかにしています。為替市場が落ち着いていることから、米国株式相場の上昇に加え、取引時間中に発表される日本企業の決算発表などが注目されます。 本日のイベント 本日は、取引時間中に自動車部品メーカーの決算発表が相次ぎます。14:30に3月全国・東京地区百貨店売上高が発表されます。26日(土)より、FRBはブラックアウト期間になり、FRB高官が次のFOMC(5月6-7日)まで金融政策に関する発言を自粛する期間に入ります。 (野村證券 投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2025年4月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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昨日 16:51
【野村の夕解説】4月2日以来の35,000円台回復 貿易紛争の懸念和らぐ(4/24)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日日本時間早朝に一部報道機関が、トランプ政権が自動車メーカーの関税の一部免除を検討していると報じました。貿易紛争が激化するとの懸念が和らぎ、本日の日経平均株価は前日比326円高35,194円で始まりました。前日の米ハイテク株高の流れを引き継ぎ値がさの半導体関連株が上昇をけん引した一方、足元で上昇していた陸運業や食料品といった内需関連の株に利益確定の動きも見られ、日経平均株価の上値は限定的となりました。また、日本時間25日に予定されている日米の財務相会合の結果を見極めたいとの思惑も広がり、引けにかけては上げ幅を縮小させました。大引けは前日比170円高の35,039円となり、米トランプ政権の相互関税の発表直前である2025年4月2日以来の、終値での35,000円台を回復し取引を終えました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 日米の企業決算が相次ぎます。本日、日本では中外製薬、富士通、ルネサスエレクトロニクス、米国ではインテル、アルファベットなどが決算発表予定です。経済指標では、米国では3月中古住宅販売件数、ドイツの4月Ifo企業景況感指数が発表されます。そのほか、日本時間25日に予定されている日米の財務相会合の行方にも注目が集まります。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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昨日 08:36
【野村の朝解説】米中貿易戦争を巡る緊張の緩和に期待感(4/24)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 23日の米国株式市場で、主要3指数は揃って続伸となりました。トランプ大統領は22日米国株市場引け後、パウエルFRB議長を解任する「意図はない」としたほか、「対中関税率は現在の145%から大幅に低下する」ともコメントしました。これを受けて、市場には安心感が広がり、主要3指数は続伸となりました。 相場の注目点 不透明感は残っているものの、トランプ政権とは最優先で関税交渉が行われています。雇用のひっ迫や賃金上昇が続く中、日銀は将来における利上げ姿勢を崩していません。しかし、その判断と実施に向けては、経済情勢を丁寧に見極めるための時間が必要とされるでしょう。米国の政策に対する不透明感から米ドル安が進み、短期的には米日金利差と米ドル円相場の連動性が失われています。この様な外部環境の下、日本企業の業績予想は保守的な期初計画になることが予想されます。ただ、2025年度の主要企業の経常利益は、現時点で増益が見込まれています。日経平均株価のバリュエーションは大きく切り下がり、経済や企業業績の悪化を一定程度織り込んだとみられます。トランプ政権との関税交渉で相互に歩みよりが進み、景気悪化懸念の後退と共に企業業績への信頼感が戻ることで、株価は徐々に復調に向かうとみます。 本日のイベント 日米の決算発表が本格化します。本日は日本企業では野村不動産HDや野村総合研究所、中外製薬、ニデック、富士通、ルネサスエレクトロニクス、スタンレー電気、キヤノンなどが決算発表予定です。米国企業では、インテル、アルファベット、ペプシコ、ギリアド・サイエンシズなどが決算発表予定です。 (野村證券 投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2025年4月24日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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04/23 16:23
【野村の夕解説】日経平均は反発 米中央銀行への信認低下懸念が後退(4/23)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、米国株高と円安進行を受けて反発しました。22日の米国市場では、ベッセント米財務長官やレビット米大統領報道官から、関税政策を巡る各国との貿易交渉進展に関する発言が相次いだことから、米国株主要3指数は揃って反発しました。また、トランプ米大統領が米国市場引け後に、パウエルFRB議長を解任する意図はないと発言しました。これを受けて、米国中央銀行への信認低下の懸念がやや後退し、外国為替市場では、日本時間6:30頃から7:30頃にかけて1.5円程度急速に円安が進行し、一時米ドルは143円台となりました。本日の日経平均株価は寄り付きから上昇し、取引時間中としては相互関税発効直前の4月3日以来となる35,000円台を一時回復しました。ただ、その後は、日米金利差縮小が意識され、米ドル円は141円台へと再び円高方向に進んだことから、日経平均株価は上値を抑えられる展開となり、終値は前日比648円高の34,868円で取引を終了しました。業種別では、電気・精密・輸送などの輸出関連株に加え、金利上昇を受けて金融株が上昇しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 23日、米国では地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されるほか、主要国・地域で4月PMI速報値が発表されます。関税政策の影響を受けたFRB高官の政策判断や製造業の景況感に注目が集まります。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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04/23 09:07
【米国株決算速報】テスラ(TSLA):新型車の計画を維持・CEOは経営にコミット、株価は+5.03%(時間外取引)
決算概要:2025年1-3月期(2025.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を下回った 米国時間4月22日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2025年1-3月期(2025.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を8.8%下回り、EPSは市場予想を31.9%下回りました。 新型車の量産計画を維持、イーロン・マスクCEOは経営にコミットへ 自動車部門の売上高は前年同期比で約2割減少しました。会社は、2024年に世界で最も売れたモデルであるModel Yの生産ラインの切り替えや、販売奨励金(インセンティブ)の増加が要因と説明しました。 新型車については、低価格モデルを2025年前半に、自動運転タクシー「サイバーキャブ」を2026年に量産を開始するとの計画を維持しました 決算説明会でイーロン・マスクCEOは、トランプ政権の政府効率化省(DOGE)での職務を今後週1~2回に減らすとコメントし、テスラの経営にコミットすると示唆しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 テスラの株価は、前日比4.60%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比5.03%高の249.94ドルで推移しています(NY時間18:40)。マスクCEOによるトランプ政権での職員解雇や人道支援予算削減への抗議が、製品の不買運動につながったとみられることから、CEOが経営に再び注力することで、ブランドや業績の回復が期待されると市場が受け止めたためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年4月22日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年1-3月期(2025/3)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年4-6月期以降の予想は2025年4月21日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券投資情報部 竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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04/23 08:45
【野村の朝解説】貿易摩擦緩和への期待が株価を押し上げ(4/23)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 22日の米国株式市場で、主要3指数は前日比2%以上上昇し、大幅に反発となりました。足元で株価が大幅に下落していた反動に加え、貿易交渉が進展しているとの報道から、関税を巡る不透明感が緩和に向かうとの期待が高まったことが、株価を押し上げました。ベッセント財務長官が投資家との非公開の会合で、関税を巡る米中の対立は長く続かず、緩和していく見通しだと述べました。中国との交渉はまだ始まっていないものの、合意は可能だと述べました。これらの報道を受け、貿易交渉が進展しており、関税を巡る各国の対立が緩和に向かうとの期待が高まりました。 相場の注目点 今晩、米国を含めた主要各国・地域の4月PMI速報値が発表されます。関税の影響を受けた製造業の景況感や、物価の状況、雇用判断などが注目されます。金融政策関連では、地区連銀経済報告、いわゆるベージュブックが公表されます。各地区連銀が経済活動に関する関税の影響をどのように評価しているかに関心が集まりそうです。なお、今週もFRB高官の講演会等が複数予定されていますが、5月FOMC(5月6-7日)を控え、FRB高官は26日から沈黙期間に入るため、金融政策への示唆を得ようと、発言への市場参加者の注目は高まるとみられます。 本日のイベント 本日から明日にかけて、G20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。企業決算では、国内でファナックやシマノが決算発表を予定しています。また、米国ではIBMやボーイングが決算発表を予定しています。実績はもとより、各国の関税政策の影響を踏まえた上での見通しに注目が集まります。 (野村證券 投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2025年4月23日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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04/22 16:38
【野村の夕解説】日経平均株価は59円安 7ヶ月ぶり円高となるが下げ渋り(4/22)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 21日(月)の米国株主要3指数は揃って下落し、トランプ米大統領がFRBのパウエル議長の解任を検討していると伝わったことで、FRBの独立性をめぐる懸念から幅広い通貨に対し米ドルが下落しました。米国株安を受け、本日の日経平均株価は前日比168円安の34,111円で始まり、主力の値がさ株が下落し指数を押し下げました。外国為替市場では一時1米ドル=139円台後半となり、2024年9月以来約7ヶ月ぶりの円高米ドル安となりました。円高進行が重石となった一方、アジア株が堅調な推移をしたことで下げ渋り、大引けは前日比59円安の34,220円と小幅に続落となりました。東証プライムの売買代金は約3.2兆円と、薄商いが続いています。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国ではFRB高官の発言が相次ぎ、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、リッチモンド連銀のバーキン総裁、クーグラー理事などの講演等が予定されています。トランプ関税による米国景気への影響が明らかになるまで金融政策を据え置くとのスタンスが、これまでのFRB高官の発言の基本観となっており、この見方に変化があればサプライズとなります。そのほか、米電気自動車大手テスラの2025年1-3月期の決算発表が予定されており、決算実績に加え今後の業績見通しにも注目が集まります。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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04/22 09:30
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(4月第3週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2025年4月第3週(2025年4月11日~4月18日) 2025年4月月間(2025年3月31日~4月18日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年4月18日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年4月18日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2025年4月第3週(2025年4月11日~4月18日) 2025年4月月間(2025年3月31日~4月18日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年4月18日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年4月18日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2025年4月18日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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04/22 08:26
【野村の朝解説】休場明け米国株は大幅続落(4/22)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 21日の米国株式市場で主要3指数は揃って下落しました。トランプ大統領が21日、自身のSNSで「多くの人がFRBの予防的利下げを求めている」と投稿しました。前週には、パウエルFRB議長の解任を検討していると報じられていたこともあり、FRBの独立性を巡る懸念が継続し、市場のリスク回避姿勢が強まりました。NYダウの下落幅は、前営業日比1,300ドルを超える場面もありました。 相場の注目点 為替市場では、ドル円相場は1ドル=141円台を割り込み、約7ヶ月ぶりの水準へと円高が進行しています。トランプ大統領がFRBに対する批判を継続していることを受け、主要通貨に対してドル売りの展開となっています。赤沢経済財政相は、17日に行われた第1回日米閣僚級会議後の会見で、「為替については、ベッセント財務長官と加藤財務相との間で議論することになっている」と発言しています。ドル円相場の動向を見極める上で重要な日米財務相会談は、24日に行われる方向で最終調整と報じられています。今週は、日米財務相会談に対する報道なども市場の焦点の一つとなりそうです。 本日のイベント 本日は、IMFの世界経済見通しが公表されます。米国では、ジェファーソン副議長を筆頭に多くのFRB高官の講演が予定されています。また、電気自動車大手のテスラが2025年1-3月期の決算を発表します。イーロン・マスクCEOの政府効率化省における強硬な手法やその他の政治的な発言に対する反発から、世界各地で不買運動やテスラ車への嫌がらせなどが報じられています。テスラ車の販売状況や業績への影響が注目されます。 (野村證券 投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2025年4月22日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点