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昨日 16:36

【野村の夕解説】悪材料重なり、日経平均株価続落 375円安(1/9)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 寄り付き前に発表された11月の実質賃金が前年同月比-0.3%と市場予想ほど悪化しなかった事を受けて、日銀の利上げ観測が強まりました。これを受けた米ドル安円高の進行が重石となり、本日の日経平均株価は前日比92円安の39,888円で始まりました。トランプ氏の政権移行チームが、「IEEPA(国際緊急経済権限法)」に基づく緊急事態宣言発令を一律関税導入の法的根拠にする為検討しているとの観測報道を受けて、景気悪化懸念も高まり重石となりました。前日の米国での半導体株の下落や、バイデン米政権が米エヌビディアなどの企業によるAIチップ輸出規制を強化する計画だとの報道を受けて、寄り付き直後は逆行高していたアドバンテストも下落に転じる等、値嵩ハイテク株の下落が目立ちました。日経平均株価は下げ幅を拡大し、一時前日比596円安となる場面もありました。しかし、円高も一服となり、本日引け後に決算発表を控えるファーストリテイリングが上昇に転じた事が投資家心理を和らげ、大引けにかけて日経平均株価は下げ幅を縮小し、前日比375円安の39,605円と反落して取引を終了しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日9日は、カーター元大統領の服喪の日で米株式市場は休場となります。他、フィラデルフィア連銀ハーカー総裁やリッチモンド連銀バーキン総裁の講演が予定されています。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点

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