【野村の夕解説】半導体関連株が大幅下落 日経平均株価529円安(9/1)
(注)画像はイメージです。
本日の動き
1日は、中国のアリババ集団が新しいAI向け半導体を開発したとの報道を受けて、米国市場と同様にAI・半導体関連株が下落し、日経平均株価は大幅安となりました。財務省が寄り前に公表した2025年4-6月期法人企業統計では、全産業(金融・保険を除く)設備投資額が前年同期比+7.6%となり、2四半期連続の増加となりました。製造業が2桁の伸びを記録したほかデータセンター向けが堅調で、景気が穏やかに回復している結果が示されました。しかし、ソフトバンクグループや半導体製造装置関連株、電線株など、AI関連銘柄が大幅安となる中、日経平均株価は前営業日から一時883円の下落となりました。後場は、ガスや医薬品などの内需セクターが下支えとなり、下落幅を縮める場面もありましたが、大引けは前営業日比-529円の42,188円と続落しました。個別銘柄では、アドバンテストが前営業日比-7.92%、ソフトバンクグループが同-4.8%、東京エレクトロンが同-1.83%となり、3銘柄で日経平均株価を446円押し下げました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
1日、米国市場はレイバーデーの祝日で休場です。2日、国内では自民党両院議員総会で、参院選総括が実施されます。
(野村證券投資情報部 松田 知紗)
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