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06/25 16:16
【野村の夕解説】円安メリット株が牽引し、日経平均株価は続伸 (6/25)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比29円高の38,833円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で半導体株が続落したことから、日本株市場でも東京エレクトロンやディスコ、レーザーテック等が下落しました。一方で、為替相場では1米ドル=159円台が維持され、円安・米ドル高が基調的に進んでいるとみられたことから、円安による業績上振れが期待されるファーストリテイリングやトヨタ自動車等が上昇し、相場をけん引しました。また、昨日発表された日銀決定会合の主な意見などで、金融正常化への期待感が高まったことから銀行、保険、証券など金融関連セクターも値上がり上位業種に名を連ねました。日経平均株価は取引時間を通して上昇を続け、前日比368円高の39,173円で本日の取引を終了しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国でS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が発表されます。米国消費者物価指数への寄与度が高い帰属家賃に先行する経済指標とされており、米国の足元のインフレ圧力を見極める上で注目されます。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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06/25 09:30
【銘柄特集】PBRが低位かつ、業績と流動性の不安が少ない銘柄(6/25)
(注)画像はイメージ。 今期中に自己資本が毀損するリスクの低い低PBR銘柄をスクリーニング PBR(株価純資産倍率)は、株価をBPS(1株当たり純資産)で割ったもので、現在の企業価値が手持ちの資産の何倍に評価されているかを示す指標です。PER(株価収益率)と同様に、株価が割安か割高かを判断するための代表的な指標となっています。 PBRの高い銘柄は割高に見えますが、業績の安定性、利益成長への期待の高さを反映しているとも言えます。言い換えると、PBRの低い銘柄、とりわけ帳簿上の解散価値と同義である1倍を大きく割れている銘柄は、将来的に自己資本が毀損するリスクがあると市場から評価されていることになります。 以下の表では、2024年6月7日の株価・データをもとに、業績や流動性の面で不安が少ないと考えられる銘柄(少なくとも今期自己資本が毀損するリスクの低い銘柄)の中から、PBRの低い銘柄を抽出しています。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (注)諸般の事情により特定の銘柄をリストから削除している場合がある。HDはホールディングス、FGはフィナンシャルグループ。株価、業績予想数値はいずれも2024年6月7日時点。1株当たり配当の予想は東洋経済新報社で予想値がレンジの場合、下限値。その他の予想は野村證券エクイティ・リサーチ部。PERは2024年度基準。PBRは直近実績基準。ROEは今期予想税引き利益と、直近実績の自己資本額の比率。経常増益率は、野村證券予想に基づく2024年度経常増益率。三井住友FGは2024年9月30日を基準日として1:3の株式分割を行う予定。1株当たり配当は株式分割調整後の数値。(出所)東洋経済新報社、野村證券市場戦略リサーチ部、野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 エクイティ・コンテンツ課) ご投資にあたっての注意点
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06/25 08:50
【野村の朝解説】NYダウ上昇も半導体関連が下落(6/25)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 総じて、目立った材料がない中で、米国市場ではテクノロジー関連企業が軟調に推移し、一方でNYダウ組み入れ銘柄に代表される企業の上昇が目立つなど、セクター・ローテーション(業種の入れ替え)の色彩が強い1日となりました。ドイツで発表された6月ifo企業景況感指数は88.6と、前月の89.3を下回りました。イスラエルを取り巻く中東情勢が緊迫化するとの見方から、WTI原油価格が上昇し、米国株式市場ではエネルギーセクターが押し上げられました。この他、主要11業種中、公益事業、生活必需品、金融などの上昇率が高くなりました。一方、アマゾンを含む一般消費財サービスが-0.74%、情報技術が-2.07%と、2業種のみ下落となりました。これまで上昇が続いてきた半導体関連を中心にテクノロジー株が大きく下落し、個別銘柄では半導体大手エヌビディアが-6.68%、アーム・ホールディングスが-5.76%、クアルコムが-5.50%、ブロードコムが-3.70%、ASMLホールディングが-3.34%となりました。 相場の注目点 米国で半導体関連を中心にテクノロジー関連株が下落したことから、本日の日本株市場でも半導体関連企業の株価は上値の重い状況が予想されます。一方、24日の米国における日本株のADR(米国預託証券)では、上昇している銘柄も幅広くあることから、寄り付きの下げ余地は大きくないとみられます。 本日のイベント 本日、経済統計は日本で8:50に5月企業向けサービス価格指数、23:00には米国で6月消費者信頼感指数などの発表があります。また、日本で日本オラクル、スギホールディングス、米国ではフェデックスの決算発表があります。 (投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2024年6月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点