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8分前

【野村の夕解説】米中対立緩和期待を受けた円安で、日経平均は続伸(4/25)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 25日の日経平均株価は、米国株高と円安進行を受けて上昇しました。24日の米国市場では、複数のFRB高官が、トランプ関税の影響を受けて、利下げの可能性を示唆しました。FRBの早期利下げ期待が高まったことから、米国長期金利が低下し、米国株主要3指数は揃って上昇しました。また、加藤財務相が日本時間25日早朝、日米財務相会談において米国側から為替に関する言及は「全くなかった」と発言しました。さらに、ブルームバーグ通信が12:30頃、中国政府が米国に対する125%の報復関税について、一部輸入品の対象からの除外を検討していると報じました。この報道後、米ドル円は142円90銭台から143円70銭台へと、急速に円安方向へ進みました。日経平均株価は、米国株高の流れを引き継いで寄り付きから上昇し、貿易を巡る米中対立緩和への期待を受けた円安進行に伴い、午後から上げ幅を拡大しました。引けにかけて底堅く推移し、終値は前日比666円高の35,705円となりました。24日引け後、2025.3期に過去最大の純損失を計上する見通しを発表した日産自動車は、前日比1.60%と上昇しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国で4月消費者マインド指数の確報値が発表されます。11日に発表された速報値では、短期・長期のインフレ期待がともに急上昇しました。確報値では、速報値からの修正方向や修正幅に注目が集まります。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点

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