閉じる
閉じる

52分前

【野村の夕解説】日経平均株価438円高 8/19以来の43,000円台回復(9/5)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 5日の日経平均株価は、トランプ米大統領による自動車関税の大統領令への署名を受けて大幅に上昇し、一時円高が重石となる場面もありましたが終日堅調な値動きとなりました。寄り前に発表された7月の毎月勤労統計では、現金給与総額が前年同月比+4.1%、物価変動の影響を除いた実質賃金は同+0.5%となり、7ヶ月ぶりの増加となりました。日銀の利上げを後押しするとの受け止めから、外国為替市場では円高が進行しました。日経平均株価は続伸して始まり、セクターでは自動車関税引き下げを受けて自動車株が上昇したほか、半導体関連株も上昇に寄与し、一時前日比+640円の43,220円となりました。その後円高が重石となったことに加えて、5日の日本時間21:30に発表される米国の8月雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から上昇が一服する場面があったものの、値がさ株や半導体関連株が日経平均株価を押し上げ、大引けは前日比+438円の43,018円となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 5日、米国では8月雇用統計が発表されます。7月の雇用統計では、過去分の下方修正も併せて米景気への先行き懸念を大きく高める内容となりました。概ね市場予想通りであれば、市場の景気失速懸念を高めるには至らず、9月のFOMCで0.25%ポイントの利下げというメインシナリオが維持されそうです。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点

新着 矢印

423