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04/11 16:13
【野村の夕解説】日経平均株価は続落も、引けにかけて下落幅縮小(4/11)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、前日比491円安の39,090円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で3月米消費者物価指数が市場予想を上回る上昇となったことを受け、市場が想定する利下げ開始時期が後ずれし、主要3指数が下落したことが重石となりました。寄り付き後には、さらに下落幅を広げ、本日の安値である39,065円を付ける場面もありました。ただ、日米金利差の拡大などを受け、ドル円が1ドル=152円台後半と前日に比べ円安ドル高となったことで、輸出関連株などの円安に伴う業績押し上げ期待に繋がり、午後にかけては、下落幅を縮小する展開になりました。 午後は、39,400円を挟んだレンジでの推移となりました。アジア株式市場で、上海総合指数などの主要株価指数が上昇に転じるなど、底堅い値動きとなったことが下支えとなり、前日比139円安の39,442円で本日の取引を終了しました。東証33業種別では、INPEXを含む鉱業の上昇が目立ちました。資源関連株の上昇は、中東情勢が一段と緊迫化し、原油供給に悪影響が及ぶとの懸念が強まり、原油価格が上昇したことが主因とみられます。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国時間11日には、米国では、企業間での財やサービスの物価動向を示す3月生産者物価指数(PPI)の発表が控えるほか、複数のFRB高官による発言も予定されています。 (野村證券投資情報部 金井 一宜) ご投資にあたっての注意点
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04/11 08:27
【野村の朝解説】CPIの上振れを嫌気して米国株は下落(4/11)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 10日の米国株式市場では主要3指数が揃って下落しました。S&P500指数は前日比0.94%安、指数を構成する全11業種中、エネルギーを除く10業種が下落しています。注目された3月のCPI(消費者物価指数)は、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前月比+0.4%、前年比+3.8%と3ヶ月連続で事前の市場予想を上回りました。この結果、市場の利下げ観測は後退し、先物金利は利下げ開始は早くても9月、24年中の利下げ幅は0.42%ポイント程度と、年内中に2回の利下げを完全には織り込めていません。利下げ観測の後退から米国債市場では利回り曲線全域に渡って金利が大幅に上昇、これを受けてドル円は一時1ドル=153円24銭と、1990年以来の円安水準まで下落しました。 相場の注目点 153円台まで円安ドル高が進行したことから、当面の注目点は本邦金融当局による為替介入の有無です。152円目前まで円安が進行した3月27日、財務省と金融庁、日本銀行は3者会合を開催し、同水準を超える円安への警戒感を示しました。このため、市場では152~155円まで円安が進行すれば為替介入が講じられるとの見方が優勢です。植田日銀総裁は昨日、円安による輸入物価の上昇を通じて基調インフレの上振れリスクが高まれば「金融政策の変更も考える必要がある」との見解を示していることから、円安に歯止めがかからなければ日銀に対する市場の早期利上げ観測が高まることが予想されます。FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長は、CPIの上振れに対してもインフレ見通しに対する評価を維持してきました。次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)までには3月PPI(生産者物価)とPCE(個人消費支出デフレーター)が発表されます。CPIを含めこれらのインフレ統計の結果を受けたFRB高官の見解が注目されます。 (投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2024年4月11日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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04/10 19:00
【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(4/10)
トップ3はNTT、トヨタ、三菱UFJ 日本電信電話(NTT、9432)が1位にランクインしました。2024年4月5日、NTTに課している研究成果の開示義務を撤廃するNTT法改正案が衆議院本会議で与党などの賛成多数により可決され、衆議院を通過しました。 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が3位にランクインしました。2024年4月1日、三菱UFJは新中期経営計画を公表し、最終年度の2027.3期に自己資本利益率(ROE)で9%程度を目指すと表明しました。 日本製鉄(5401)が8位にランクインしました。2024年4月5日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収について、USスチールのデビッド・ブリット最高経営責任者(CEO)は「日本製鉄が示している条件は従業員の利益に寄与するものだ」と表明しました。 ソシオネクスト(6526)が9位にランクインしました。日経平均株価の構成銘柄の春の定期見直しにより、ソシオネクスト、ディスコ(6146)、ZOZO(3092)の3社が新たに採用され、2024年4月1日の算出からこれらが反映されました。 (野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2024年4月9日時点。 ご投資にあたっての注意点
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04/10 16:14
【野村の夕解説】日経平均株価191円安。米CPI発表を前に様子見 (4/10)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比190円安の39,582円と下落して取引を開始しました。米国時間10日(日本時間10日21:30)に米国3月消費者物価指数の発表を控えていることから様子見姿勢が強まる中で、日経平均株価は前日までの2営業日で781円上昇しており、短期的な過熱感に対する警戒感が相場の重石となりました。一方、米アルファベット傘下のグーグルが、半導体設計大手アームの技術を採用した独自の新CPU「アクシオン」を発表したことなどを受けて、東京エレクトロンやレーザーテック、信越化学工業など半導体関連銘柄の一角が堅調に推移したことで、下値は限られました。日経平均株価は39,600円を挟んで一進一退となり、前日比191円安の39,581円で取引を終えました。 東証プライム市場では、売買代金が3兆8,034億円と、2営業日連続で4兆円を割り込む中、値上がり841銘柄、値下がり754銘柄と強弱入り混じる展開となりました。 なお、本日の取引時間中に、日銀の植田総裁が衆院財務金融委員会に出席し、「円安進行で輸入物価が大幅に上昇し、基調的物価が2%を超えて上昇するリスクが高まる場合、金融政策の変更も考える必要がある」との見解を示しましたが、株式市場への影響は限定的でした。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国3月消費者物価指数の市場予想は、前月比+0.3%(2月:同+0.4%)が予想されています。 (野村證券投資情報部 岩崎 裕美) ご投資にあたっての注意点
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04/10 08:43
【野村の朝解説】米CPIや決算発表を控えて米国株は小動き(4/10)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9日の米国株式市場では、NYダウが小幅安となった一方、ナスダック総合とS&P500は上昇しました。セントルイス連銀前総裁のブラード氏が「年内3回の利下げが基本シナリオ」と述べたことなどを受けて、朝方から米10年債利回りが低下し、S&P500は小幅高で寄り付きました。寄り付き後は、明朝に3月消費者物価指数(CPI)、12日から本格的に始まる米主要企業の2024年1-3月期決算発表を控えて様子見姿勢の展開となりました。S&P500は一時軟調に推移しましたが、米10年債利回りの低下が続く中で、一部テクノロジー株や、不動産、生活必需品、公益などのセクターが上昇し、引け直前にS&P500は前日比プラス圏へと値を戻して終了しました。 相場の注目点 10日朝の外国為替市場で円相場は151円70銭台と、前日比で小幅に円高ドル安水準となっています。仮に米3月CPIが市場予想(前月比+0.3%)に対して上振れた場合は、円安ドル高、米国株安を促すと見られます。円安による業績改善期待は日本株の支援材料となりますが、急速な円安ドル高の進行は為替介入への警戒感を強める可能性があります。加えて、3月FOMC議事録の発表も予定されています。CPIが上振れ、FOMC議事録でFRB高官のタカ派シフトが意識されれば、為替市場では1ドル=152円突破が試され、為替介入を巡る動向が活発化しそうです。 (投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2024年4月10日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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04/09 19:00
【銘柄ランキング】NISA口座で買われた個別銘柄は?トップ20を紹介(2024年3月分)
トップ3はNTT、三菱UFJ、三菱重工 日本電信電話(9432)が1位にランクインしました。同社の集計対象期間中の主なトピックとしては、NTTドコモによる中堅信販のオリックス・クレジットの買収発表、新料金プラン「ドコモポイ活プラン」の発表、独自開発の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi(つづみ)」のサービス提供開始などが挙げられます。 銀行セクターからは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2位に、みずほフィナンシャルグループ(8411)が13位に、ゆうちょ銀行(7182)が16位にランクインしました。2024年3月18-19日に開催された日本銀行の金融政策決定会合では、マイナス金利政策の解除と長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の撤廃が決定されました。金利上昇による銀行の利ざや改善や収益向上への期待が高まっていますが、短期的には材料出尽くしとの見方もあります。 三菱重工業(7011)が3位にランクインしました。同社は2024年4月1日付で1株を10株にする株式分割を実施しました。一般的に、株式分割銘柄は公表時に短期的な高パフォーマンスが期待される半面、権利落ち日を境に株価が低迷する傾向がある点には注意が必要です。 集計対象期間が期末配当(3月末決算)の権利取りのタイミングでもあったため、上位銘柄には武田薬品工業(4502)やソフトバンク(9434)のように配当利回りの水準が比較的高い銘柄が目立ちました。また、連続増配銘柄として知られる三菱HCキャピタル(8593)や、株主優待が人気のオリエンタルランド(4661)もランクインしています。 (野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課) (注)画像はイメージ。各種データは2024年4月4日時点。(出所)各種資料より野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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04/09 15:57
【野村の夕解説】日経平均株価、続伸 半導体関連株がけん引 (4/9)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比149円高の39,496円で取引を開始しました。前日に、台湾の半導体受託生産大手、TSMCが米アリゾナ州で進める工場建設計画に対し米政府が66億ドルの補助金と最大50億ドルの融資を出すと報じられたことが材料視され、国内株式市場でも半導体関連株が堅調となりました。寄り付き後は39,600円前後で一進一退となりました。後場に入り、日銀の植田総裁が、消費者物価は2%を超えて推移しているものの、基調的な物価上昇率は「まだ2%を少し下回っている」と指摘し、「緩和的な金融環境を維持していくということが大切である」との認識を改めて示したことが伝わると、徐々に日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比426円高の39,773円と、本日の高値で取引を終えました。 個別では、安川電機が8日引け後に、アナリスト向け2024.2期決算説明会を開催し、内容がアナリストからの高評価を受けたことで、株価は前日比+7.34%と大きく上昇しました。また、東京エレクトロンが1銘柄で日経平均を130円押し上げたほか、信越化学工業やレーザーテック、アドバンテストといった半導体関連株が日経平均株価をけん引しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 磯崎 博志) ご投資にあたっての注意点
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04/09 08:36
【野村の朝解説】3月CPIを控え、米国株は小動き(4/9)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 8日の米国主要3指数はNYダウが先週末比-0.02%、S&P500指数が同-0.03%、ナスダック総合指数は同+0.03%と小動きとなりました。10日(水)に3月米消費者物価(CPI)の発表を控え、様子見姿勢の展開でした。欧州経済の中でも低迷が続いていたドイツの2月鉱工業生産指数が市場予想の前月比+0.6%を大幅に上回り、同+2.1%と上昇したことや、米NY連銀の3月の消費者調査において3年先のインフレ期待が+2.9%と前月比+0.2%ポイント上昇したことを受けて、米10年国債利回りは一時、4.46%へ上昇しました。引き続き、市場のインフレ関連指標への感応度は高く、金利上昇が株式市場の重しとなる展開となっています。 相場の注目点 米3月CPIの市場予想は前年比+3.4%となっています(前月は同+3.2%。食品、エネルギーを除くコアCPIの市場予想は同+3.7%(前月は同+3.8%))。中東情勢の緊迫化を受けて、WTIは足元で1バレル=86~87ドル台へ上昇しています。ガソリン価格の上昇がCPIを押し上げることが予想される一方、3月米雇用統計の平均時給は前月比+0.3%と前月の同+0.2%からやや加速しています。4月10日には3月FOMC議事要旨、17日には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されます。基調的にはインフレは減速傾向ではありますが、想定以上に長引く場合、米金利高止まり、FRBの利下げが後ズレする可能性がありますので、注意が必要です。なお、4月12日の米大手銀行から、米主要企業の2024年1-3月期決算発表がスタートします。S&P500構成企業のEPS(1株当たり利益)は、前年比+3.5%と予想されています(4月5日時点のLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均)。 (投資情報部 佐々木 文之) (注)データは日本時間2024年4月9日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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04/08 19:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は? (4月第1週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2024年4月第1週(2024年03月29日~4月5日) 2024年3月月間(2024年2月29日~3月29日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年4月5日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年4月5日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2024年4月第1週(2024年3月29日~4月5日) 2024年3月月間(2024年2月29日~3月29日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年4月5日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年4月5日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2024年4月5日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点