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40分前

【野村の朝解説】米国株はハイテク関連銘柄主導で下落(11/14)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 13日の米国株式市場では、大型ハイテク関連銘柄主導で主要3指数が揃って下落しました。ナスダック総合は3営業日連続の下落となりました。S&P500の業種別動向を見ると、一般消費財サービス、情報技術、コミュニケーションサービスなどハイテク関連が下落、上昇したのはエネルギーだけでした。米ドル円相場は155円越えをトライした後、154円台半ばで引けました。 相場の注目点 トランプ大統領は12日、政府閉鎖を解除する法案に署名しました。これにより、早ければ13日にも一部の連邦職員は職場復帰する見込みです。労働統計局は、公表が遅延している経済指標の新たな発表日程を数日以内に発表する見込みです。ただし、12日にはレビット報道官が10月分の雇用統計と消費者物価指数が公表されない可能性が高いと発表しました。13日にはハセット国家経済会議(NEC)委員長が、集計済みであった9月分の雇用統計は来週公表される可能性がある一方、10月分に関しては雇用者数は公表されるものの、失業者数は公表されないことを明らかにしました。 政府閉鎖の景気への影響に関して米議会予算局(CBO)は、2025年10-12月期の実質GDP成長率を年率で1.5%ポイント低下させるが、連邦政府のプログラムが再開され、政府職員が未払い給与を受け取ることで、損失の半分強は来年早々に回復すると予想しています。このため、政府閉鎖による景気への影響がFRBの金融政策判断に大きく影響する可能性は低いと考えられます。 本日のイベント 日本では国内3メガバンクのほか、第一生命ホールディングスやかんぽ生命など生保大手が決算を発表します。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) 注)データは日本時間2025年11月14日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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