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【野村の朝解説】NYダウ、S&P500が史上最高値を更新(12/25)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 24日の米国株式市場は、短縮取引のなか、主要3指数が揃って5営業日続伸し、NYダウとS&P500は史上最高値を更新しました。朝方に発表された12月20日の週の週間新規失業保険申請件数は市場予想を下回りました。米雇用情勢の底堅さが示されたことを好感し、金融、資本財、情報技術など、幅広いセクターで株価が上昇しました。一方、原油価格が小幅に下落したことなどから、エネルギー株は下落しました。 相場の注目点 25日はクリスマスのため、米国や欧州の市場が休場です。海外発の材料が乏しく、市場の関心は数少ない国内の材料に向かうことになるでしょう。本日、植田日銀総裁が日本経済団体連合会審議員会で講演を行います。為替市場では、先週の金融政策会合後に円安・米ドル高が加速する場面がありました。しかし、片山財務相が「ファンダメンタルズを反映しているとは思えない」、「行き過ぎた動きには対応する」と発言するなど、口先介入のレベルを引き上げたことにより、落ち着きを取り戻しつつあります。海外市場の休場により、市場参加者は通常よりも少なく、商いが薄くなることが予想されます。植田総裁の発言を受け、為替相場が大きく変動する可能性がある点に注意が必要です。また、26日には高市政権が2026年度の予算案を閣議決定する予定です。一般会計の総額は120兆円超となり、過去最大だった2025年度当初予算を上回る見通しです。政府の財政規律に対する本気度に懐疑的な見方が広がれば、円売り圧力が今後も続く恐れがあります。 そのほか、東京市場の取引時間中に日本の11月全国・東京地区百貨店売上高が発表されます。日中関係が冷え込むなか、中国人観光客の低迷がインバウンド消費に与える影響を測る指標として注目されます。 ※26日の朝解説は休刊といたします。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) 注)データは日本時間2025年12月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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