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16:30

【野村の夕解説】日経平均株価17円高 複数イベントで方向感欠ける動き(10/30)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、複数イベントをこなしながらも前日終値を挟んだ方向感に欠ける動きとなりました。29日の米国株式市場のハイテク株上昇の勢いを受け、好決算銘柄を中心に上昇して寄り付きました。前場ではザラ場ベースでの史上最高値を更新した後、日銀政策決定会合の結果発表が控えていることもあり高値警戒感が広がり、やや円高にふれたことも重なり日経平均株価は前日比でマイナスになる場面もありました。後場に入ると、日銀によって政策金利0.5%の金利据え置きが決定されたことを受け、日経平均株価は前日比349円高の51,657円まで上昇し、再度ザラ場ベースでの史上最高値を更新しました。一方14時頃に米中首脳会談が終了しましたが、具体的な情報に乏しく市場での警戒感が強まり再び下落し前日終値を割り込む局面も見られました。その後、トランプ大統領がフェンタニルに関連して引き上げた20%の関税を10%下げると表明し、安心感が広がり日経平均株価は再び上昇しましたが、高値警戒感が重石となり日経平均株価は前日比17円高の51,325円で引けました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国にて、7-9月期実質GDP速報値と週間新規失業保険申請件数の発表が予定されています。また明日の寄り付き前に、日本の9月鉱工業生産の発表が予定されています。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点

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