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【野村の朝解説】エヌビディア株が時間外取引で上昇(11/20)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 19日の米国株式市場で、主要3指数が揃って反発しました。エヌビディアの2025年8-10月期決算発表を引け後に控える中、S&P500指数が4営業日続落した後でハイテク株などが買い戻されました。ただし、10月のFOMC議事要旨で、12月FOMCでの政策判断について、多くの参加者が「金利の据え置きが適切になる」との見方を示していたことが明らかになると、株価が下押しされる場面もありました。一方、為替市場では1ドル=157円台と、約10ヶ月ぶりの円安ドル高となりました。 相場の注目点 エヌビディアが発表した25年8-10月期決算は売上高、調整後EPS(1株当たり利益)の実績、25年11月-26年1月期の売上高見通し(中央値)がいずれも市場予想を上回りました。主力のAI半導体の販売好調を受けて、同社株は時間外取引で上昇しています。本日の東京市場ではこの結果を好感し、半導体株などを中心に買い戻しが先行する可能性があります。 本日、米政府機関の一部閉鎖の影響で発表が延期されていた9月米雇用統計が発表されます。政府閉鎖の影響で11月分が12月FOMCまでに公表されないことが明らかになり、9月分は同会合での政策判断の重要な材料として注目度が高まっています。また、クリーブランド連銀やシカゴ連銀総裁の講演も予定されています。ここ最近、FRB高官が利下げに慎重な見方を示す場面が続いていることなどから、米金利先物の価格データから政策金利を予想するFedWatchツールでは、12月FOMCでの利下げ確率が大きく低下しています。9月雇用統計やFRB高官の発言を受け、利下げ期待が一段と後退すれば、株価の重石となる可能性があるでしょう。企業面では米小売大手ウォルマートが25年8-10月期決算を発表します。実績や見通しに加え、年末商戦を控えた個人消費の動向に関するコメントなどがポイントになるとみられます。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) 注)データは日本時間2025年11月20日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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