新着
478件
-
09/12 16:08
【野村の夕解説】日経平均株価、1,213円高 米ハイテク株高が背景(9/12)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 米国では、8月CPI(消費者物価指数)が発表されました。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIの前月比が加速し、市場では9月17-18日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げは、0.25%ポイントに留まるとの見方が広がりました。また、米国ハイテク株大手エヌビディアが前日比8.14%高となり、ナスダック総合指数は同2.17%高となりました。外国為替市場では、日本時間8時台に1米ドル=142円50銭前後と前日から円安に推移しました。本日の日経平均株価は前日比565円高の36,185円で始まり、その後上げ幅は一時前日比1,254円となりました。円高の進行に歯止めがかかったことと、米国のハイテク株高を背景に、輸出関連企業や値がさの半導体関連株が上昇をけん引しました。取引時間中に日銀の審議委員の中でもタカ派(景気よりもインフレ重視)の田村委員の利上げに前向きな発言が見られましたが、従来通りのスタンスとして市場への影響は限定的でした。日経平均株価の大引けは高値から若干上げ幅を縮め、前日比1,213円高の36,833円となり8営業日ぶりに上昇し、今年3番目の上げ幅となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日欧州ではECB金融政策会合が予定されており、市場では利下げが確実視されています。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
-
09/12 08:20
【野村の朝解説】ナスダック3日続伸、エヌビディアが牽引(9/12)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 11日の米国株式市場でNYダウは反発、S&P500とナスダック総合は3日続伸となりました。朝方発表された米国の8月消費者物価指数(CPI)は前年比2.5%上昇しました。前月の2.9%から鈍化し、インフレの減速傾向が確認されたものの、コア指数(エネルギーと食品を除く)が前月比0.3%上昇と市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退しました。発表後は米10年国債利回りが上昇し、円買いドル売りの流れが一服、またNYダウの下げ幅は一時740ドルに達し、4万ドルの節目を割り込む場面もありました。しかし、売り一服後は下げ幅を縮小する展開となり、NYダウはプラス圏を回復して終了しました。ナスダック総合も取引序盤は下落して始まったものの、エヌビディアを中心にIT・ハイテク株が堅調に推移し、大幅高となりました。 本日のイベント 米国ではインフレが鎮静化に向かいつつあるなか景気減速が意識され始めており、市場ではFRBの利下げ幅や利下げペースについての見方が分かれています。野村證券では2024年は9、11、12月と3度の利下げを予想しており、FRBは来週9月17-18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で25bpの利下げを決める公算が高いとみていますが、今週13日には9月ミシガン大学消費者調査の期待インフレ率の発表が予定され、インフレ見通しや利下げを巡る思惑が変化するのか注目されます。 相場の注目点 日本では本日、田村日銀審議委員の講演のほか、自民党総裁選告示と各候補者による所見発表演説が予定されています。また、欧州ではECB金融政策会合が予定され、市場では追加利下げがほぼ確実視されています。 (投資情報部 引網 喬子) (注)データは日本時間2024年9月12日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
-
09/11 16:09
【野村の夕解説】日経平均株価539円安 円高進行が重石 (9/11)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は129円安の36,029円で寄り付き、その後徐々に下げ幅を拡大させました。日本時間10時からは米国大統領選挙に向け、民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が初めて顔を合わせるテレビ討論会が行われました。討論会終了後、米国の一部報道機関が行った緊急世論調査により、ハリス氏のパフォーマンスが優勢であったとの回答が6割を超えたと伝わりました。米国の法人税率の引き下げなどを公約に掲げるトランプ氏が劣勢になれば、株式市場にとって短期的には逆風になるとの見方が強まりました。また、日銀の中川審議委員が金融経済懇談会で挨拶を行い、経済・物価見通しが実現していくのであれば「緩和度合いを調整していくことになる」との見解を示しました。日本の金利の先高観が強まり、外国為替市場では円が急伸し、14時台には一時1米ドル=140円70銭台をつけました。円高の進行と足並みをそろえ輸出関連の株式が下落し、日経平均株価は一時前日比906円安となりました。その後、下げ幅は縮小したものの大引けは前日比539円安の35,619円となり、7営業日連続の下げとなりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国では8月米CPI(消費者物価指数)が発表されます。統計の結果を受けて、FRBの金融政策に対する市場の利下げ期待の変化やその反応が注目されます。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
-
09/11 08:14
【野村の朝解説】米国株はAI関連上昇、金融・エネルギー下落(9/11)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 10日の米国株式市場では、NYダウが小幅安、S&P500とナスダック総合は小幅高とまちまちな展開となりました。 クラウド大手のオラクルは、前日引け後に発表した2024年6-8月期決算がAI関連の需要増加などにより好調で、その他のAI関連銘柄とともにナスダック総合の上昇をけん引しました。 一方で、ゴールドマン・サックスが2024年7-9月期のトレーディング収入が前年同期比で約10%減と市場予想以上の減収見通しを示し、また、JPモルガン・チェースが2025年12月期通期の純金利収益の市場予想は楽観的過ぎるとコメントしました。両銘柄は下落し、金融株やNYダウの重しとなりました。 また、OPECが石油需要見通しを下方修正したことを受け原油価格が下落し、エネルギー株は下落しました。 本日のイベント 日本時間午前10時から米大統領候補者討論会が開催されます。大統領選挙の結果に対する不確実性を理由に企業が設備投資を手控えたことで、製造業の景況感に悪影響が出ています。どちらか一方の候補者が大きく優勢となれば、不確実性が軽減する可能性があります。 相場の注目点 9月17ー18日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ幅(0.25%ポイントもしくは0.5%ポイント)を巡って市場の思惑が交錯しています。11日の8月米CPI(消費者物価指数)や、13日の9月ミシガン大学消費者調査によるインフレ見通しを受けた、利下げ見通しの変化や市場の反応が注目されます。 (投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2024年9月11日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
-
09/10 15:52
【野村の夕解説】日経平均株価、56円安 6営業日連続の下げ (9/10)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 昨晩の米国株式市場は、目立った材料が無いなか主要3指数が揃って上昇し、またFRBの利下げを織り込み長期債の利回りは低下しました。朝方の外国為替市場では1ドル=143円付近まで円安ドル高方向に進み、本日の日経平均株価は前日比170円高の36,386円で始まりました。寄り付き後は下げに転じたものの、半導体値がさ株の上昇を足掛かりに再度上昇に転じました。後場に入ると11日に発表予定の米国CPI(消費者物価指数)などの発表を控え、警戒感が高まり再度下げに転じました。大引けは前日比56円安の36,159円となり、6営業日連続の下げとなりました。 個別企業では、日本時間の10日午前2時ごろ、米アップルがiPhone16などの新製品を発表しました。生成AIサービスの搭載から注目が集まっていましたが、多くの主要機能の実現は来年になり、iPhoneの販売への影響は限られる見通しとなりました。アップルの株価は終値が前日比+0.04%と小幅高に留まり、同社が電子部品のサプライヤーとして公表している日本の関連企業の値動きは、村田製作所の終値が前日比3.08%安、TDKは同2.14%安となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国では、日本時間11日午前10時に大統領候補者討論会が開かれる予定です。民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が初めて顔を合わせる討論会となり、注目が集まります。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
-
09/10 08:32
【野村の朝解説】米株は自立反発、米大統領選に注目集まる(9/10)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9日の米国株式市場は、目立った材料が無い中、主要3指数が揃って上昇しました。前週はNYダウが1200ドルを超す大幅下落となったこともあり、短期的に売られ過ぎとの見方から、値下がりした株を買い戻す動きが優勢となりました。また、朝方から米10年債利回りが低下したことを受けて情報技術セクターなどが上昇し、指数全体をけん引しました。セクター別では、全セクターが上昇し、情報技術以外では、一般消費財や資本財などが堅調でした。債券市場では、FRBの利下げを織り込んで債券価格の上昇が続いており、米10年物国債利回りは3.70%に小幅に低下しました。為替市場では、ドルが5営業ぶりに反発し、1ドル=143円付近まで円安ドル高方向に進みました。 相場の注目点 本日の相場は、米国で大統領候補者討論会(日本時間は11日午前10時)及び11日に米8月消費者物価指数(CPI)の発表が予定される中で発表待ちの雰囲気となり、小動きとなる可能性があります。民主党の大統領候補に指名されたハリス副大統領の支持率は、主要な激戦州でもトランプ前大統領を上回っている模様です。この討論会を経て、支持率がどのように変化するのか注目されます。米国の景気減速懸念と利下げ期待が円高ドル安圧力となる一方で、両候補とも財政拡張的な政策が見込まれる点は今後の円安ドル高圧力になり得ると見られています。トランプ候補が巻き返して仮に勝利した (特に同日行われる連邦議会選挙で上下院を共和党が過半数を獲得)場合には、減税の延長・拡充、輸入関税の大幅引き上げに伴うインフレ再燃期待から、為替相場は円安ドル高で反応しやすいと見ています。いずれにせよ、今月から米大統領選に掛けては「大統領選トレード」が活発化し、市場のボラティリティ(変動性)が再度高まる可能性があります。 (投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2024年9月10日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
-
09/09 19:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(9月第1週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2024年9月第1週(2024年8月30日~9月6日) 2024年8月月間(2024年7月31日~8月30日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年9月6日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年9月6日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2024年9月第1週(2024年8月30日~9月6日) 2024年8月月間(2024年7月31日~8月30日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年9月6日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年9月6日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2024年9月6日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
-
09/09 08:10
【野村の朝解説】米国株式市場では景気悪化懸念が再燃(9/9)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 6日の米国株式市場では主要3指数が揃って下落しました。寄り前に発表された8月の雇用統計はまちまちの結果でした。非農業部門雇用者数は前月比14.2万人増と市場予想(同16.5万人増)を下回ったものの、7月の同8.9万人増(同11.4万人増から下方修正)から持ち直しました。失業率も4.2%と7月(4.3%)から改善、平均時給は前月比+0.4%と市場予想(同+0.3%)を上回り、7月(同+0.2%)から加速しました。同統計発表直後、国債利回りは乱高下し、雇用統計の評価を巡って市場でも見方が大きく振幅したことを示しました。S&P500は前日終値から小幅高で寄り付いた後は、低下基調をたどり、その後も安値付近での推移となりました。一方、FEDウォッチツールによれば9月FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.5%ポイントの利下げ確率は、発表直前の4割から3割へと低下しています。米国では債券市場と比べて、株式市場のセンチメントが弱気方向に傾斜している様子がうかがわれます。 相場の注目点 今週は日米ともに中銀の政策判断に大きく影響を与えるような指標やイベントは予定されておらず、政治イベントが市場の注目を集めそうです。米国では10日(火)にハリス副大統領とトランプ前大統領の討論会が予定されています。各種世論調査の支持率ではハリス氏がトランプ氏を上回っている様ですが、依然として僅差のため直接対決の結果次第では市場の材料となる可能性があります。日本では12日(木)に自民党総裁選が告示されます。7月には河野デジタル相や茂木幹事長が円安阻止を念頭に日銀に利上げを促すような発言を行うなど、選挙結果次第では2013年の共同声明から続いた政府と日銀の関係が変化するとの思惑が高まる可能性があるため、注意が必要です。 (投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2024年9月9日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
-
09/08 09:00
【動画 3分チャート塾】シーズンⅠ:第3回 見逃すな、特徴的な1本足
「動画 3分チャート塾」は、株価チャートの見方を学びたい初心者から中級者の方向けの動画シリーズです。 今回は、特徴的な1本足について説明します。 シーズン I:意外と知らないローソク足(全8回)ローソク足の基本の読み方や中長期的な相場の捉え方などについてわかりやすく解説していきます。シーズンII:相場の見方の強い味方、移動平均線(全9回)移動平均線の基礎や活用法についてわかりやすく解説していきます。シーズンIII:上値、下値のメドを探ろう(全10回)上値、下値メドの探り方についてわかりやすく解説していきます。シーズンIV:相場の過熱感を測るには?(全9回)オシレーター系指標についてわかりやすく解説していきます。シーズンV:トレンドラインを引いてみよう(全9回)トレンドラインについてわかりやすく解説していきます。 ご投資にあたっての注意点