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08/30 08:06
【野村の朝解説】NYダウは反発し史上最高値更新(8/30)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 29日の米国株式市場では、NYダウは反発しました。米国の2024年4-6月期実質GDP改定値が、前期比年率+3.0%と速報値の同+2.8%から上方修正されたことに加え、週間新規失業保険申請件数が前週から小幅に減少しました。米国景気の底堅さを示唆する指標の発表を受け、株式市場では景気敏感株を中心に上昇し、NYダウは史上最高値を更新しました。一方、前日引け後の決算を受け、エヌビディアが大幅下落したことなどから、ナスダック総合指数は続落しました。 相場の注目点 今週の株式市場は、米国株は上昇傾向が続いたものの、円高進行が重石となり日経平均株価の上値は重い展開でした。引き続き、市場の関心を集めるのが日米の金融政策の動向です。本日寄り前に発表される8月東京都区部消費者物価指数や7月毎月勤労統計(9月5日)など、物価や賃金に関連する統計は、日銀の追加利上げのペースやタイミングを見極める上で重要です。また、高田日銀審議員の挨拶(9月5日)では、植田総裁や氷見野副総裁と同様に利上げ継続姿勢が示されるのか、注目されます。米国では、8月ISM製造業景気指数(9月3日)や8月雇用統計(9月6日)など、重要統計の発表が相次ぎます。これらの結果を受けた為替市場の変動が日本株に与える影響に注目です。 本日のイベント 日本では、寄り前に7月鉱工業生産が発表されます。7-9月期の企業業績を見る上で重要な指標となります。自動車メーカーの認証不正問題により、6月の生産は低調でしたが、夏場にかけて生産の再加速を示唆する結果となるか注目です。 (投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2024年8月30日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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08/29 16:16
【野村の夕解説】日経平均株価は下げ渋り、9円安の小反落(8/29)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前日の米主要3指数は揃って下落となり、引け後に2024年5-7月期決算を発表した米半導体大手エヌビディア株が時間外取引で大幅安となりました。この流れを受け、本日の日経平均株価は前日比251円安の38,119円で始まりました。半導体関連株の下落が目立ち、一時は同401円安の下落で37,970円と38,000円を下回る場面もありました。エヌビディア社への過度な成長期待は後退したものの、半導体への旺盛な需要は維持されるとの観測から、その後東京エレクトロン等の半導体製造装置大手は下げ幅を縮小しました。後場に入ると一時は上げに転じる場面もありましたが、大引けでは前日比9円安の38,362円と3営業日ぶりの小反落で本日の取引を終えました。日本株は新規の材料に欠く展開が続いており、東証プライム市場の売買代金は前日の約3兆3,000億円からは増加しましたが、3兆8,556億円と8月20日以降8営業日連続して4兆円には届きませんでした。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日は米国で、週間新規失業保険申請件数が発表されます。米国景気、特に雇用関連の統計に市場の関心は高く、結果次第では為替市場が大きく変動する可能性もあり注視されています。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点
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08/29 08:54
【米国株決算速報】エヌビディア(NVDA):新製品の出荷本格化は年終盤に、株価は-7.28%(時間外取引)
決算概要:2024年5-7月期(2025.1期第2四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間8月28日引け後に、グラフィックスや、AI、データセンター向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディア(NVDA US)が2024年5-7月期(2025.1期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を4.7%上回り、EPSは市場予想を6.0%上回りました。 会社の2024年8-10月期売上高見通しは市場予想を上回りました。 新型チップの出荷本格化は年終盤に 会社は、生産が遅れている、計算効率が高く省電力の最新プラットフォーム「ブラックウェル」を利用した新製品について、一部の製造工程を変更して出荷を本格化させ、2024年11月-2025年1月期には売上高が数十億ドルになるとの見通しをコメントしました。 また、従来のプラットフォームを利用した製品に対する需要は依然として堅調で、消費者向けインターネット企業や事業会社へ需要の裾野が拡大していると説明しました。 会社は500億ドルの追加の自社株買いを発表しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 エヌビディアの株価は、前日比2.10%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比7.28%安の116.46ドルで推移しています(NY時間18:03)。実績や売上高見通しは市場予想を上回ったものの、一部の投資家の高い期待に届かなかったためと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年8月28日時点。2024年6月7日以前は1:10の株式分割を反映した調整値。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年5-7月期(2024/7)。2024年8-10月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2024年8-10月期以降の予想は2024年8月27日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点
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08/29 08:29
【野村の朝解説】エヌビディアは好決算も株価は下落か(8/29)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 29日の米国株式市場では、主要3指数揃って下落しました。目立った経済指標の発表などもなく、材料に乏しい1日となりましたが、引け後にエヌビディアの決算発表を控え、持ち高を調整する動きとなりました。 相場の注目点 注目を集めたエヌビディアの2024年5-7月期決算では、売上高が前年同期比2.2倍の300.4億ドルとなり、市場予想を上回りました。調整後EPSも0.68ドル(前年同期比2.5倍)と市場予想を上回りました。データセンター向けの売上高が前年同期比2.5倍となり、引き続きけん引役となっています。また、8-10月期の売上高について会社は、325億ドル±2%(318.50~331.50億ドル)との見通しを示し、中間値は市場予想を上回りました。市場予想を上回る好決算を発表したものの、売上高の伸び率がやや低下したことなどを背景に、時間外でエヌビディアの株価は下落しています。エヌビディアの決算を受け、日本市場での半導体関連株の動向が注目されます。同じく米国市場28日引け後には、セールスフォースが5-7月期の決算を発表しており、売上高、EPSともに市場予想を上回り、時間外で株価が上昇しています。エヌビディアの株価は下落しましたが、テクノロジー企業の業績は依然として堅調です。 本日のイベント 本日は米国で、週間新規失業保険申請件数が発表されます。米国景気、特に雇用関連の統計に市場の関心が集まっています。本日発表の失業保険申請件数の結果によって、為替市場が大きく変動する可能性もあります。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2024年8月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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08/28 15:52
【野村の夕解説】日経平均株価は小幅ながらも続伸、前日比83円高 (8/28)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前日の米国株式市場で、主要3指数が小幅ながら上昇しました。外国為替市場で1米ドル=143円台後半まで円高が進行したことで、本日の日経平均株価は前日比67円安の38,221円で取引を開始しました。寄り付き後、一時下げ幅を前日比147円安まで拡げたものの、円高・ドル安が一服したほか、前日の米国株高が下支えとなって日経平均株価は下げ渋り、前日比89円安の38,199円で午前の取引を終えました。日銀の氷見野副総裁が講演で、今後の利上げについて当面は市場の安定を見極める姿勢を示したことが一部報道で伝わると、午後に入って日経平均株価は徐々に下げ幅を縮小しました。取引時間終了間際には上昇に転じ、前日比83円高の38,371円で本日の取引を終えました。ただし、米エヌビディアの決算発表を前に積極的な取引は控えられ、東証プライム市場の売買代金は3兆2,680億円と低水準で、7営業日連続で4兆円を下回りました。個別銘柄では、楽天グループが一部アナリストによる目標株価引き上げを材料視され、前日比+9.19%と上昇が目立ちました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国でエヌビディアの2024年5-7月期決算が発表されます。国内外の半導体関連企業を中心に株価動向に影響を及ぼすことから、注目が集まるでしょう。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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08/28 08:29
【野村の朝解説】エヌビディアの決算控え、主要3指数小動き(8/28)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 27日の米国株式市場で、主要3指数は、そろって小幅上昇となりました。エヌビディアの決算発表を28日に控え、米国株式市場は取引量も通常より低調で、日中の株価変動も小さいものとなりました。S&P500指数セクター別では、情報技術が前日比+0.63%、金融が同+0.48%、不動産が同+0.33%となる一方、エネルギーが同-0.93%、公益事業が同-0.74%、一般消費財・サービスが同-0.47%となりました。 相場の注目点 米国では目先の注目イベントであったジャクソンホール会議を無事通過し、FRBによる利下げへの期待が高まっています。市場では、9月FOMCで利下げが実施されるとの見方が強まっており、市場の関心は今後の利下げペースや政策金利の着地点へと移行することが予想されます。FRBは利下げペースに関して、インフレ動向よりも雇用統計など景気動向を重視すると考えられます。今週発表される経済指標では、29日(木)に発表される8月24日の週の新規失業保険申請件数で示される雇用市場の状況が注目されます。30日(金)には、7月個人消費支出・所得統計が発表され、FRBがインフレ指標として重視するコアPCE(個人消費支出)デフレーターが注目されます。デフレーターの減速と同時に、消費下振れ懸念が高まるようであれば、市場において、9月FOMCで0.5%ポイントの利下げ観測が再燃する可能性もありそうです。 本日のイベント 本日は米国でセールスフォース、エヌビディア、クラウドストライク・HDなどの決算発表が予定されています。 (投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2024年8月28日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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08/27 16:12
【野村の夕解説】日経平均株価小幅に反発、178円高 円安が背景 (8/27)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前日の米国株は、NYダウは史上最高値を更新し、一方で金利上昇などを受けハイテク関連株が下落しました。日経平均株価は43円安の38,066円で取引を開始しました。値がさの半導体関連株の下落が重石となりましたが、一巡後は下げ幅を縮めました。その後は28日(水)のエヌビディアの決算発表を控え様子見姿勢が強く、小幅な値動きが続きました。外国為替市場では、ジャクソンホール会議などの重要イベントを終え円高は一服し、国内の輸入企業などによるドル資金の調達が活発だったとの見方もあり、11時台以降には1米ドル=145円台に迫る場面もありました。円安を背景に株価も上昇に転じ、午後には徐々に上げ幅を広げました。大引けは前日比178円高の38,288円となりました。 本日の東証プライム売買代金は約3.2兆円と、6営業日連続で4兆円を下回る薄商いが続いています。日経平均株価の予想変動率を示す日経平均ボラティリティ指数は、本日終値では23ポイントとなりました。8月上旬の80台を超えた水準からは大幅に切り下がっており、市場の混乱は収まりつつあるといえます。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国では、本日6月S&P/コアロジックCS(ケース・シラー)住宅価格指数や、8月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)が発表されます。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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08/27 08:41
【野村の朝解説】米半導体株下落もNYダウ史上最高値更新(8/27)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り S&P500指数やナスダック総合指数は下落しましたが、主力大型株で構成されるNYダウは上昇して、終値で7月17日に記録した史上最高値を更新しました。エヌビディアの決算発表を28日に控えて半導体関連株は警戒感の高まりから下落したことが、テクノロジー株中心に27日の下落圧力となりました。主要経済指標の結果については、8月ドイツのifo景況感指数は86.6と、前月の87.0を下回りましたが、市場予想の86.0は上回りました。米国で7月耐久財受注が発表され、前月比+9.9%と市場予想の同+5.0%を大きく上回りましたが、設備投資の先行指標とされるコア資本財受注(航空機を除く非国防資本財)は同-0.1%と市場予想の同0.0%を若干下回りました。23日のジャクソンホール会議後も米国ではFRB高官の発言が続いています。サンフランシスコ連銀デーリー総裁は9月の利下げを阻むようなことは考えにくいと述べ、リッチモンド連銀のバーキン総裁は、9月FOMC(米連邦公開市場委員会)における0.25%ポイントの利下げを支持していることを示唆しました。ただし、このようなFRBの金利見通しは概ね市場の想定内であったことから、米国国債利回りへの影響は限定的でした。 相場の注目点 日経平均株価は、1週間前から38,000円を挟む動きが続き、東証プライムの売買代金も3兆円台へと減少し、市場のボラティリティー(変動率)は落ち着きつつあります。次の注目イベントは、28日のエヌビディアの決算との市場参加者の見方が多い中、米ドル円相場に大きな変動がなければ、本日の日本株市場は小動きにとどまる可能性があります。 本日のイベント 米国では7月米国で6月S&P/コアロジック・ケース・シラー住宅価格指数や8月消費者信頼感指数が発表されます。 (投資情報部 神谷 和男) (注)データは日本時間2024年8月27日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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08/26 18:30
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第4週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2024年8月第4週(2024年8月16日~8月23日) 2024年8月月間(2024年7月31日~8月23日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年8月23日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年8月23日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2024年8月第4週(2024年8月16日~8月23日) 82024年8月月間(2024年7月31日~8月23日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年8月23日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年8月23日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2024年8月23日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点