閉じる
閉じる

16:33

【野村の夕解説】日経平均株価342円高 ハイテク関連株がけん引(12/26)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、ハイテク関連株がけん引して上昇しました。寄り前にソフトバンクなどが進めるAI向け次世代メモリー開発事業に富士通が加わると報じられ、ハイテク関連株への期待が高まり日経平均株価を押し上げました。また、12月東京都区部消費者物価指数の前年同月比伸び率が前月よりも鈍化していたことから、日銀の利上げ観測が後退したことも追い風となりました。加えて、12月決算企業の配当・優待権利付き最終売買日にあたったことから、日経平均株価は堅調に推移しました。一方、2026年度一般会計予算案が閣議決定され、過去最大の122兆円超えの規模であることから、新規国債発行額が抑制されていたものの、財政悪化への警戒感が意識され、後場にかけて上げ幅を縮小する展開となりました。日経平均株価は前日比342円高の50,750円で取引を終えました。個別では、アドバンテストとソフトバンクグループの2銘柄で、日経平均株価を前日比182円押し上げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 29日の寄り前に12月日銀金融政策決定会合における主な意見が発表予定であり、来年の利上げ動向や見通しなどに注目です。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点