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04/26 12:00
【今週のチャート分析】日経平均株価37,000円割れ後に反発も、振れ幅の大きな動き続く
※画像はイメージです。 ※2024年4月25日(木)引け後の情報に基づき作成しています。 足元の変動幅大きいが、テクニカル指標面に過熱感はない 日経平均株価は、4月19日に一時36,733円まで下落し、3月高値(ザラバベース:41,087円)からの下落幅は4,000円を超えました(図1)。これら大幅安を受けて、25日移動平均線からの乖離率は、マイナス6.26%(4月19日)となり、ロシアのウクライナ侵攻直後の2022年3月以来のマイナス乖離となりました。 その後は、これまでの急落の反動もあり、自律反発に転じ、24日には4営業日ぶりに38,000円台を回復しました。25日は再び大幅安となる等、振れ幅の大きな動きが続いていますが、各種テクニカル指標面に過熱感はなく、この先25日移動平均線(同:39,216円)に向けて戻りを試す展開が期待されます。一方、戻りが鈍く再度調整となった場合は、4月19日安値(36,733円)に向けて再度下値を固めにいく展開が想定されます(図1)。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成 中長期的に見て、値幅調整は十分 次に中長期的な動きを確認してみましょう。今年3月高値までの上昇率(2023年1月~+59%)は、前回の長期上昇局面(+85%)を下回っています(図2)。そのため長期上昇トレンド自体は継続中であると考えられ、今年3月高値形成後の調整は、一時的な調整である可能性が高いと考えられます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社データより野村證券投資情報部作成 前回の一時的な調整局面に当たる23年7月高値から10月安値にかけての下落率は9.6%(終値ベース)でしたが、今回の下落率は4月19日安値時点で9.3%(同)に達しており、値幅調整は概ね十分と言えます(図3)。一方、下落期間(日柄)の面では調整不足は否めません。この先しばらく戻りを抑えられる場面がありそうですが、先行きは再び史上最高値を視野に入れる上昇になると考えられます。 (注1)直近値は2024年4月25日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社データ、各種資料より野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 岩本 竜太郎) 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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04/26 10:36
【米国株決算速報】アルファベット(GOOGL):広告・クラウド好調、四半期配当開始、株価は+12.24%(時間外取引)
決算概要:2024年1-3月期(2024.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月25日引け後に、「グーグル」や「ユーチューブ」といったインターネット広告事業やクラウド事業などを行うアルファベット(GOOGL US)が2024年1-3月期(2024.12期第1四半期)決算を発表しました。 売上高は市場予想を2.5%上回り、EPSは市場予想を24.8%上回りました。 広告・クラウド好調、四半期配当開始 検索やユーチューブなどのインターネット広告事業とクラウド事業の好調を会社は好業績の理由として挙げました。AIについては、生成AIモデル・ツール「ジェミニ」(「バード」の後継)がけん引し、会社全体に大きな勢いをもたらしている、とコメントしました。 会社は、人員削減などのコスト削減への継続的な取り組みについても強調し、四半期配当支払いの開始と、700億ドルの自社株買いの追加を発表しました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 アルファベットの株価は、前日比1.97%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比12.24%高の175.10ドルで推移しています(NY時間18:57)。 好調な広告事業や、AIによるクラウドの成長、コスト削減の進捗と、それらによる株主還元の強化を市場は好感したと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年4月25日時点。株価はA株。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年1-3月期(2024/3)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2024年4-6月期以降の予想は2024年4月24日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ)より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・ 竹綱 宏行) 【米国株決算速報】アルファベット(GOOGL):広告収入がやや市場予想を下回る・AI投資拡大、株価は-5.65%(時間外取引) ご投資にあたっての注意点
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04/26 10:08
【米国株決算速報】マイクロソフト(MSFT):AIが成長をけん引、株価は+5.00%(時間外取引)
決算概要:2024年1-3月期(2024.6期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月25日引け後に、「Office」や「ウインドウズ」、クラウドソフトの「Azure(アジュール)」などで知られるソフトウェア企業であるマイクロソフト(MSFT US)が2024年1-3月期(2024.6期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を1.7%上回り、EPSは市場予想を4.3%上回りました。 AIが成長をけん引 部門別売上高実績は、各部門とも市場予想を上回りました。クラウド部門は、利用量ベースで課金するAIサービスの需要の堅調などにより、アジュール及びその他クラウドサービスの売上高が前年同期比で31%成長したことがけん引しました。 ビジネスソフト部門は、商用Officeの利用数の増加が継続しました。会社は、AIアシスタントのマイクロソフト・コパイロットやその開発者ツールがビジネス成果を向上させているとコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 マイクロソフトの株価は、前日比2.45%安で引けた後、決算発表後の時間外取引では、終値比5.00%高の419.01ドルで推移しています(NY時間18:02)。当社が主導する生成AIサービスの実用化が順調に業績成長に寄与したためと考えられます。また、決算説明会で発表された2024年4-6月期の部門別四半期見通しは全体では市場予想を下回ったものの、発表された直後に時間外取引で株価は一段高となりました。成長が注目されるクラウド部門が市場予想を上回ったためと推察されます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年4月25日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年1-3月期(2024/3)。2024年4-6月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2024年4-6月期以降の予想は2024年4月24日時点。2023年10-12月期以降の売上高、EPSは2023年10月に買収を完了したアクティビジョン・ブリザードの寄与分を含む(PC・ゲーム部門)。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ)より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】マイクロソフト(MSFT):生成AI利用の主導が業績に好影響、株価は+0.19%(時間外取引) ご投資にあたっての注意点
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04/26 08:35
【野村の朝解説】米国株下落 インフレ懸念と予想下回る決算(4/27)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 米国市場では、2024年1-3月期のGDP統計の発表において、実質GDPが前期比年率+1.6%と前期の同+3.4%を下回った上、注目されていたコアPCE(個人消費支出)デフレーターが前期比+3.7%と、ブルームバーグの市場予想同+3.4%を上回り、インフレ加速と利下げ先送りへの思惑から長期金利が上昇して、株価の重石となりました。24日の取引時間終了後のIBMや25日朝のキャタピラーの決算が市場の期待に届かなかったことが同社株の下落によりNYダウを押し下げ、加えて同じく24日の取引時間終了後のメタ・プラットフォームズの決算をきっかけに当社の株価が25日に急落したことも、ナスダック総合指数の下押し圧力となりました。一方、25日の取引時間終了後にマイクロソフトとアルファベットが決算を発表し、その結果を受けて両社の株価はそれぞれ通常取引の終値から日本時間26日8:00時点の時間外で+4.6%、+12.3%上昇しています。 相場の注目点 本日は、取引時間中に日銀の金融政策発表があり、同時に経済・物価情勢の展望レポートが発表されます。今回、2026年度の見通しが新たに公表されますが、物価見通しが上方修正されるならば、その度合いに応じて利上げ期待が強まる可能性があります。他方、25日夜に時事通信が、日銀が国債買入縮小の方法を検討と報じています。また、取引時間中にトヨタ自動車系列企業の決算発表が相次ぎます。品質不正問題の影響や、2024年度の会社計画などが注目されます。 本日のイベント 本日国内では 8:30に4月東京都区部消費者物価の発表があります。昼頃に日銀金融政策の発表があり、15:30に植田総裁の記者会見があります。米国では3月個人消費支出の発表があります。日米主要企業の決算発表が続きます。 (投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2024年4月26日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点