閉じる
閉じる

30分前

【野村の朝解説】FRBは0.25%ポイントの利下げを決定(9/18)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 17日の米国株式市場で、主要3指数はまちまちの動きとなりました。FRBがFOMCで6会合ぶりに利下げを決定し、今後も追加的に利下げを実施していく見通しを示したことが追い風となり、NYダウは乱高下しつつも上昇して取引を終了しました。一方、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が、中国当局が同国ハイテク企業に対し、エヌビディア製のAI向け半導体の購入を禁じたと報じたことなどを受けて、ハイテク株に利益を確定する動きが出たとみられ、ナスダック総合とS&P500は下落しました。 相場の注目点 FRBは17日、政策金利を0.25%ポイント(pt)引き下げ、4.00~4.25%にすると発表しました。新たに示された2025年末の政策金利の見通し(中央値)は3.625%と、6月時点の3.875%から下方修正しました。1回の利下げ幅を0.25%ptとすると、FRBは年内にあと2回分の利下げを想定していることになります。26年内の利下げ回数は前回6月と同じ1回で、26年末の見通しは3.375%としました。また、経済見通しについては、25年10ー12月期の成長率見通しを上方修正する一方、25年末の失業率や物価の見通しは据え置きました。パウエル議長は、今回の利下げは「リスク管理的な利下げ」であると説明し、今後の政策については経済指標や見通しなどを踏まえ、会合ごとに判断する意向を示しました。本日の東京市場は、米国市場でハイテク株が下落したことが重石となるものの、FOMCを無事通過したことでに転じたことで安心感が広がる可能性もあります。 日本では、本日から明日にかけて日銀が金融政策決定会合を開催するほか、7月機械受注が発表されます。米国では、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、9月13日の週の週間新規失業保険申請件数が注目されます。欧州では、ラガルドECB総裁の講演が予定されているほか、英中央銀行が金融政策会合の結果を公表します。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) 注)データは日本時間2025年9月18日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

新着 矢印

421