【米国株決算】アップル(AAPL):iPhone販売堅調・見通しは慎重、株価は-1.73%(時間外取引)
決算概要:2024年7-9月期(2024.9期第4四半期)
EPS実績は市場予想を上回った
米国時間10月31日引け後に、モバイル端末の製造販売とクラウドサービス事業を行うアップル(AAPL US)が2024年7-9月期(2024.9期第4四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.4%上回り、EPSは市場予想を2.4%上回りました。
iPhone売上高が市場予想を上回る、売上高見通しは市場予想を下回る
主力のiPhoneの売上高が市場予想を上回り、全社の売上高は7-9月期として過去最高となりました。
会社の2024年10-12月期売上高見通しは市場予想をやや下回りました。
売上高とEPSの推移
株価は時間外取引で下落
アップルの株価は、前日比1.82%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比1.73%安の222.00ドルで推移しています(NY時間17:38)。iPhoneの売上高が市場予想を上回った一方で、年末商戦にあたる10-12月期の会社の売上高見通しが慎重だったためと思われます。新製品であるiPhone16の販売については、引き続き市場の関心が集まると考えられます。
また、当社のAIサービスであるApple Intelligenceに対する消費者の評価なども、今後の企業価値にとって重要なため、注目されます。
株価推移 (6ヶ月日足)
(注1)EPS はEUの追徴課税の影響を除いた非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年10月31日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年7-9月期(2024/9)。2024年10-12月期の売上高の白丸は会社見通し(前年同期比+4%の水準)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2024年10-12月期以降の予想は2024年10月30日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成
(文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行)
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