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- 【テーマ銘柄】メタバースがハイテク銘柄の新たな商機に?
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【テーマ銘柄】は、テーマごとに基本的な知識や関連する銘柄をコンパクトにまとめています。今回のテーマは「メタバース」です。
「あつ森」が代表例
メタバースとは、人々が自分の分身となるキャラクターである「アバター」を介して交流しあう、インターネット上の仮想空間のことを指します。代表例として、任天堂スイッチ用のゲーム「あつまれどうぶつの森」が挙げられます。同作ではゲーム内の世界の住人である自身のアバターが、他プレイヤーのアバターとゲーム中で交流することが可能となっています。メタバース市場拡大への期待は日々高まっており、今後は各人のアバターが各仮想世界をまたいで活動できるプラットフォームの構築や、コンサート・買い物といった現実世界に近い体験の実現なども想定されています。
メタバース注目の背景
メタバースへの注目が高まった理由としては、第一にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の世界大手企業であるフェイスブックの社名変更が挙げられます。2021年10月、同社は自社事業がSNSからメタバースへと広がっているとして、社名をメタ・プラットフォームズへと変更し、大きな話題となりました。その他の理由としては、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)に代表されるXR(クロスリアリティ)関連技術が急速に進歩したことで、従来よりも仮想空間でのイベントを安価かつ高いリアリティで体験可能になったことなども挙げられるでしょう。
XR関連市場は100兆円規模に
今後、メタバースへの没入感を上げるためにXR技術も更なる進化が見込まれます。VR技術はこれまでは視覚の再現がメインでしたが、聴覚ではMEMSマイクやスピーカーなどの進化によって、立体感を持った音の再現も可能になっています。触覚や嗅覚、味覚の再現についても多数の企業が取り組んでいます。野村證券では、XR関連市場は機器及びサービスを含めると2030年代には100兆円規模になると推定しています。
ご参考:メタバース関連銘柄の一例
- メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)
- マイクロソフト
- ソニーグループ(6758)
- TDK(6762)
- ディスコ(6146)
- 東京精密(7729)
- 博報堂DYホールディングス(2433)