
ANAホールディングス (9202) / 2024年3月期 第1四半期
2023年4-6月期の営業利益は438億円で前年同期から黒字転換となりました。QUICKコンセンサス予想の290億円を大きく上回る水準でした。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことを受け、国内線、国際線、そして格安航空会社(LCC)の旅客需要が好調に推移し、売上高は前年同期に比べて大幅に増加しました。費用面では、運航規模の拡大に伴い、特に変動費が増加しました。しかし、徹底したコストマネジメントの結果、前年同期と比較して損益は大幅に改善され、営業黒字に転換しました。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを1,400億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の1,519億円を下回る水準でした。

2024年3月期の配当予想は発表されませんでした。
(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成
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