株価が大きく上昇した半導体関連銘柄が上位にランクイン

2023年6月1日から2023年8月31日の期間に、野村證券の全口座で購入された株式のうち、東証33業種の電気機器・精密機器セクターに含まれる上位10銘柄を紹介いたします。

上位10銘柄では、半導体関連が目立っています。1位のルネサスエレクトロニクス(6723)は、半導体の設計や開発、製造、販売を一貫して行う垂直統合型の専業メーカーとして知られています。2位のソシオネクスト(6526)は、富士通とパナソニックそれぞれのロジック半導体事業を分離・統合して事業を開始した製造工場を持たないファブレス半導体メーカーです。5位のアドバンテスト(6857)は、半導体試験装置メーカーで、2022年の推定世界シェアはメモリー向け試験装置で53%程度、SoC(システム・オン・ザ・チップ)向け試験装置で58%程度となっています。10位のレーザーテック(6920)は、半導体製造工程で使用される回路原版(マスク)の検査装置を中心とした製品を取り扱っています。

2023年の半導体関連銘柄は、中期の成長テーマとして生成AIが注目を集め、株価が大幅に上昇しました。例えば、ルネサスエレクトロニクスとアドバンテストは、昨年末から株価が2倍近く上昇しています(9月15日時点)。また、ソシオネクストは2022年10月上場と、上場から比較的日の浅い銘柄ですが、今年6月には一時株価が上場時の7倍強まで上昇しました。レーザーテックについては、株価は昨年末から横ばい圏ですが、2022年4月から2023年8月まで17ヶ月連続で東京証券取引所の売買代金ランキングでトップに立つなど、売買は活況です。

(FINTOS!編集部)

(注1)画像はイメージ。
(注2)株価データは2023年9月15日時点。

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