このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。
「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年9月分)
今回は2023年9月に新規登録された銘柄第2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

主要移動平均線は上向き
当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。
※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、今年2月から3月にかけて調整した後、26週移動平均線を下支えに戻しを試す展開となりました。6月には今年2月高値を奪回し、より角度のついた上昇トレンドを形成しています。
主要移動平均線は上向きを維持しており、この先2006年4月~2011年11月にかけての下落幅に対する2/3戻し(1,406円)や、2018年1月高値~2020年3月安値の下落幅に対する倍返し(1,408円)の水準がある1,400円台を目指す展開が考えられます。
上昇一服の場合は13週線などが下値メド

(図2)ただ9月に入り上昇一服の動きが見られます。仮にこの先一旦押しを入れる場合は、今年3月安値~9月高値の上昇幅に対する1/3押し(1,164円)や上向きの13週線(9月29日:1,162円)がある1,100円台半ばが最初の下値メドとして挙げられます。
(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年9月29日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。 (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成
(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)
この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。
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