信越化学工業(4063)/ 2024年3月期 第2四半期

2023年4-9月期の営業利益は3,819億円で前年同期比28.8%減益となりました。QUICKコンセンサス予想の3,785億円をやや上回る水準でした。前年同期比では減益となりましたが、前四半期と比較するとほぼ同水準でした。中国メーカーによる輸出圧力は継続しましたが、「塩化ビニル」と「か性ソーダ」は価格水準を維持しました。そのほか、半導体市場の調整は続いており、関連材料の出荷に注力しています。 希土類磁石の市場も調整中ですが、車載市場などへの販売拡大を努力しています。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを7,000億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の7,646億円を下回る水準でした。半導体市場の調整については、収束にはまだ時間を要すると見込んでいます。

2024年3月期の年間1株当たり配当予想は100円と従来予想から据え置かれました。

(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、2023年7月1日~2023年9月30日の期間で、野村證券の個人口座で買い付けられた上位1銘柄(約定件数ベース)を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成

※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。

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