本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前週末比328円安の30,663円で取引を開始しました。週末にイスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区への攻撃を強化する考えを示したことで、中東情勢悪化への懸念が高まり、株式市場の重石となりました。寄付き後は概ね30,600円台近辺で一進一退となりました。後場に入っても、新たな材料に乏しい中、今週は日米で金融政策の発表があることから様子見姿勢が広がり、前場と同水準でのもみあいが続きました。結局、この日の日経平均株価は前週末比294円安の30,696円と反落して取引を終えました。
 

個別では、前週末に決算発表をした企業が大きく動きました。信越化学工業は2023年4-9月期営業利益が市場予想を上回ったことが好感され、株価が前週末比+4.39%となりました。一方で、日野自動車は2024.3期の業績見通しを下方修正したことが嫌気され、株価は同-18.66%となり、オムロンも同じく業績予想を下方修正したことが嫌気され、株価はストップ安水準の同-15.82%となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

本日は特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点