本日の株式市場

 23日の日経平均株価は、前日比2円高の28,886円で取引を開始し、間もなく上げ幅を前日比123円高に広げ29,000円台を付けました。朝方は、前日の米国株式市場でFRBによる早期利上げに対する懸念が和らぎ、主要3指数が揃って値を上げた流れを引き継ぎました。しかしその後は、新規の取引材料に乏しく、前日終値を挟んで一進一退となりました。後場に入ると、値幅43円と膠着し、前日比9円安の28,874円で取引を終えました。

 東証1部では半数を超える銘柄が下落した一方、前日の米国市場で、ナスダック総合指数が最高値を更新したことを受けて、東京エレクトロンなどのハイテク関連銘柄が堅調に推移しました。また、親会社の日立製作所が開いた定時株主総会で、2021年度中に再編の結論を出す、とされた日立建機が前日比+4.61%と大きく値を上げました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国:
      ボウマンFRB(米連邦準備理事会)理事講演
      アトランタ連銀ボスティック総裁講演
      ボストン連銀ローゼングレン総裁講演(24日5:30)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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