本日の動き

本日の日経平均株価は前日比259円安の38,548円で取引を開始しました。前日の米国株式が、FRBによる早期利下げ期待が後退し、ハイテク株を中心に下落したことが嫌気されました。もっとも、日本株に対する先高観も強いことから、下値は限定的で、38,700円近辺で推移しました。後場寄り直後に、先物主導で一時前日比上昇に転じる場面もありましたが、勢いは続かずに下落に転じ、再度38,700円近辺でもみ合った後、一時38,500円台まで下げる場面もありました。引けにかけては下げ渋り、前日比99円安の38,707円と反落して、本日の取引を終えました。

個別では、東京エレクトロンが前日比-4.86%となり、1銘柄で日経平均株価を約180円押し下げました。また、アドバンテストやレーザーテックなども下落するなど、半導体関連株の下落が目立ちました。一方で、ファーストリテイリングやKDDIといった値嵩株の一角は上昇し、日経平均株価を下支えしました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

週明けの18日から19日にかけて、日銀の金融政策決定会合が開催されます。観測報道に基づけば、日銀内で3月マイナス金利解除に向けた支持が着実に広がっているとみられ、今会合での政策修正の有無に市場の注目が集まります。

(野村證券投資情報部 磯崎 博志)

(注)画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点