(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比149円高の39,496円で取引を開始しました。前日に、台湾の半導体受託生産大手、TSMCが米アリゾナ州で進める工場建設計画に対し米政府が66億ドルの補助金と最大50億ドルの融資を出すと報じられたことが材料視され、国内株式市場でも半導体関連株が堅調となりました。寄り付き後は39,600円前後で一進一退となりました。後場に入り、日銀の植田総裁が、消費者物価は2%を超えて推移しているものの、基調的な物価上昇率は「まだ2%を少し下回っている」と指摘し、「緩和的な金融環境を維持していくということが大切である」との認識を改めて示したことが伝わると、徐々に日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比426円高の39,773円と、本日の高値で取引を終えました。

個別では、安川電機が8日引け後に、アナリスト向け2024.2期決算説明会を開催し、内容がアナリストからの高評価を受けたことで、株価は前日比+7.34%と大きく上昇しました。また、東京エレクトロンが1銘柄で日経平均を130円押し上げたほか、信越化学工業やレーザーテック、アドバンテストといった半導体関連株が日経平均株価をけん引しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 磯崎 博志)

ご投資にあたっての注意点