(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比87円安の39,543円で取引を開始しました。寄り付き直後は利益確定の動きもみられましたが、外国為替市場での円安基調を背景に、一巡後は輸出関連の一角を中心に上昇に転じました。 また、前週までに行われたテレビ討論会などを受け、米国大統領選挙ではトランプ候補再選の見方が強まり、貿易関税の引き上げなどインフレ的な政策が進むとの思惑から米国長期金利が小幅に上昇しています。これらを背景に日米の金利差拡大が意識され、外国為替市場では13時台に1米ドル161円台後半で推移し、およそ38年ぶりの円安米ドル高となりました。日経平均株価は後場中ごろに一段高となり、14時前には前日比482円高の40,113円となりました。その後はやや上げ幅を縮小させたものの、大引けの日経平均株価は前日比443円高の40,074円となり、およそ3ヶ月ぶりに4万円を上回りました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日米国では5月のJOLTS(雇用動態調査)による求人件数が発表されます。 また、3日(水)には6月ISMサービス業景気指数が発表されます。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点