(注)画像はイメージです。
本日の動き
昨日の米国株市場では、パウエルFRB議長がインフレの減速に言及し、利下げ期待の拡大から金利が低下し、株価の追い風となりました。S&P500指数は6月19日以来、ナスダック総合指数は2営業日連続で史上最高値更新となりました。この流れを受け本日の日経平均株価は前日比151円高の40,225円で取引を開始しました。ナスダック総合指数の連日の最高値更新を受け、半導体関連の株価上昇が日経平均株価の押し上げに寄与しました。日経平均株価は寄り付きから徐々に上げ幅を拡大させ、14時台では一時前日比619円高となりました。大引けは前日比506円高の40,580円で本日の取引を終了しました。国内債券市場では一時新発10年債利回りが1.100%台に上昇し、5月30日以来の高水準を記録しました。また、午後の取引時間中に日銀の定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)が行われましたが、市場では落札利回りが午前中とほぼ同水準であったと受け止め、相場への影響は限定的でした。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日米国では、6月ADP雇用レポート、5月貿易統計、6月ISMサービス業景気指数などが発表されます。また6月FOMCの議事要旨も公表され、同会合における参加委員による議論の内容が注目されます。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)