(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は、前日比166円高の40,747円で取引を開始しました。前日の米国市場では、労働関連の経済統計が軟調で、米長期金利は4.3%台へ低下しました。これを受けて、主要3指数のうち、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数や、S&P500指数が史上最高値を更新したことが、国内株式市場への追い風となりました。前場は、4日の米国株式市場が休場であることや、5日に6月米雇用統計の発表を控えていることから積極的に上値を追う展開とはならなかったものの、後場から引けにかけては上昇幅を拡大する展開となりました。指数寄与度の高い値がさ株のなかでもソフトバンクグループやアドバンテストなどの上昇が目立ち、日経平均株価を押し上げました。日経平均株価は、前日比332円高の40,913円と、5営業日続伸し、2024年3月22日につけた過去最高値の40,888円を更新し、本日の取引を終了しました。また、TOPIXも前日比26ポイント高の2,898と、1989年12月以来、約34年7カ月ぶりの過去最高値更新となりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日、米国市場は、独立記念日で祝日のため、休場となります。前述の通り、5日には6月米雇用統計の発表が控えており、FRBによる利下げのタイミングを探るうえで大いに注目されます。
(野村證券投資情報部 金井 一宜)